第137回 毎日続けよう!簡単☆ホットヨーグルトのススメ♪

ジュニア・アスリートフードマイスターの立花夢果が
生活に身近に取り入れられるアスリートフード入門をお伝えします。

 みなさんこんにちは。立花夢果です。早いもので今年もあと2週間弱で終わり。みなさんにとって2015年はどんな年でしたか?
今年は私が好きな大相撲とプロ野球の世界では【レジェンド】と言われた超ベテランアスリートが次々と引退してしまいました。夏に引退した大相撲の旭天鵬は40歳、若の里は39歳まで関取の座を守り、中日ドラゴンズの山本昌投手はなんと50歳!で一軍のマウンドで投げました。
長く現役アスリートとして活躍できたのは、食事やトレーニング法を考えて厳しい毎日を過ごしてきたのに他ならないと思います。私のコラムを読んでいるみなさんも、食生活を効率的に充実させてできるだけ長くスポーツを楽しみ続けてほしいです。

 さて、私たちは毎日の食事で色々な食材からバランス良く栄養素を摂るのが理想です。
年齢性別問わず全てのアスリートにオススメのバランスのよい食事の基本形は

★主食:トレーニング時などの主なエネルギー源となる、ごはん・パン・麺類
★主菜:良質なたんぱく質源となる、肉・魚介類・卵・大豆など
★副菜:ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な、野菜・いも・きのこ・海藻など
★乳製品:骨格をつくるカルシウムなどが豊富な、牛乳・ヨーグルト・チーズなど
★果物:ビタミンや糖質が豊富な、イチゴ・キウイ・オレンジなど

この5つを毎食ごとに組み合わせた献立を心がけると栄養バランスが大変よくなります。この中で、アスリートに特に意識をして摂って欲しいものが『乳製品』です。
先日のプレミア12で160キロの剛速球で世界を驚かせた、日本ハムファイターズの大谷翔平投手は、子供の頃から牛乳が大好きで毎日たくさん飲んでいたそうです。
 牛乳は毎食コップ一杯の量を摂るのが理想ですが、牛乳が得意でない方にオススメしたいのはヨーグルト!牛乳とヨーグルトの栄養成分はほぼ変わらず、筋肉を作るたんぱく質と、骨を丈夫にするカルシウムが豊富に含まれています。牛乳との大きな違いは、乳酸菌が入っていて整腸作用があり下痢などの心配が少ないということです。乳酸菌は腸内の病原菌を撃退し、免疫力を高めて風邪をひきにくくしたり、コレステロールや中性脂肪の減少、ダイエットや美容効果もあります。
 またカルシウムは1食でまとめて摂るよりも、3食の食事に分ける方が効率よく吸収できると言われています。アスリートの場合食後のデザートとして、低脂肪のものを最低1日に2カップ程度は食べるとよいでしょう。フルーツを加えれば最高にバランスがよくなります。捕食として間食やおやつでヨーグルトを摂るのもよいでしょう。

 私が冬にオススメしたいのは『シナモンホットヨーグルト』です。作り方は超簡単!
耐熱皿に脂肪ゼロのプレーンヨーグルトと、アンチエイジング効果もあるシナモンのパウダー(少量)を入れてよく混ぜてレンジで温めるだけ!100gくらいの分量ならば、500Wで40秒くらい熱した後、かき混ぜて温度を均一にさせます。温めすぎると分離したり乳酸菌が死滅してしまうので注意しましょう。
 ヨーグルトは温める事で乳酸菌の働きが活発になりカルシウムの吸収がよくなります。体を冷やさず腸内環境を整えてくれるので健康状態の向上にも繋がります。ミカンとキウイを入れると果物も一緒に摂れ、効率のよい食べ方です。
 さらにホットヨーグルトはお好みで、乳酸菌との相性がよいハチミツや、しょうが・きなこ・ココアなど色々なバリエーションを手軽に味わえます。ココナッツオイルを入れてサラダのドレッシングやグラノーラにかけてもいいですよ。私も朝夜欠かさずヨーグルトをいただいています。みなさんもぜひ毎日ヨーグルト!を習慣づけてみて下さい!

 最後に私事ですが食の知識を高める為にジュニア・アスリートフードマイスターに続き、調理師の試験を受けました。このコラムが投稿される少し前に試験の結果が出ますので、私の個人ブログの方でよい報告が出来たらと思います。
 実は私のコラムはこれが最後になります。色々とご提案させていただきましたが、参考にしていただけましたでしょうか。興味がある部分だけでも構いませんので、普段の生活に取り入れて戴ければ幸いです。これからも食生活について勉強し実行する事で、いつまでも若く健康的でありたいものです!今までお読みいただき本当にありがとうございました。

●ジュニア・アスリートフードマイスター
立花 夢果 (たちばな ゆめか)
『弾丸☆野球シンガー』をキャッチフレーズに、主に関東でライブ活動中。
短大の食物栄養学科を卒業。食品科学技術認定、中級バイオ技術認定などの、食品や研究に関する資格を持つ。
趣味はスポーツ観戦(特に野球と相撲)。野球知識検定4級を取得。
野球のイベントやラジオ、雑誌などに出演歴多数。歌手の傍ら食の知識や特技の料理を生かし、飲食業にも関わっている。
アスリートの「食」という違った視点からもスポーツを知りたくて、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得。
ブログ http://ameblo.jp/yumeca6/

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