第138回 カラダを温める食事と4つの基本

ジュニア・アスリートフードマイスターの酒井優が
ベストパフォーマンスを維持する“スポーツのための食事”についてお伝えします。

こんにちは。ジュニアアスリートマイスター・酒井優です。

 冬ですね…私は東京都在住ですが、地元は新潟なのでエリアによってはもう積雪の頃だと思います。本当、冷え性の私にとってはツライ時期です。

 さて、この時期こそ“体を温める”食材に注目したいと思います。
特に、冬の旬の野菜である【カブ・だいこん・白菜・ねぎ】といった白い野菜は、体を温め、そしてビタミンC も多く含まれていますので、体調を崩しやすい寒い時期には欠かせません。

 これらの野菜をたっぷり摂取するとしたら、やはり冬の定番料理の“鍋”ですよね!
調理も簡単ですし、多種多様の食材を摂取できます。特に、鶏ガラでとったダシに、春菊やネギなどを入れると風邪の予防になります。そして、疲労回復のために、鶏のむね肉やニラをいれるといいと思います。

 また、アスリートには『たんぱく質が大事!!』と再三言い続けてきましたが、実はエネルギー源となる炭水化物もとっても大切です。主食となる“ご飯・パン・麺”ですが、スポーツ選手は、“海鮮あんかけラーメン+ごはん“といった主食が週に1回提供されるチームもあります。

 私には、直接指導できているチームがございませんので、あくまで情報提供のようなかたちになってしまい大変恐縮な限りでございます。

 つたない文章でしたが、最後までお読みいただけたことに、
心から感謝いたします。

 私自身、とても良い勉強になりました。

最後になりますが、
スポーツ栄養には4つの基本がございます。

●毎日きちんとした食事を
することは基本中の基本です。毎回の食事に三大栄養素である“炭水化物・たんぱく質・資質”がバランスよく摂取されているか確認しましょう。

●運動前の水分補給
 激しい運動をする場合、1~4時間前には水分・栄養補給をしましょう。お腹いっぱいのまま激しい運動を行うことは望ましくありません、直前の場合にはおにぎり2個やうどん1杯程度の軽食をお勧めします。

●運動中の水分・栄養補給
 暑くて苦しくて…がぶ飲みしたくなる気持ち良く分かります。
 90分以上の長時間に及ぶ運動をする場合、炭水化物を摂取すると血中グルコースが安定しパフォーマンスも改善されます。(おにぎりなんて食べている場合はないですからねw)
15~20ごとに250ml程度の水分補給と、グリコースゼリーを併用することで、自然に十分な炭水化物が摂取できると思います。

“水分補給”に関しましては、一番怖いことは“脱水”です。
頑張らばければならないときであっても仲間を信じて任せる勇気をもつことは大切であると思います。

モチベーションを高く保ち、挫折を繰り返しても、その挫折を反省し、評価し、今後の対応の方法を自ら生み出すことが大切だと重います。

1年間コラム執筆させていただき、
読者の皆様へはもちろん、
SRORTSONE様をはじめ
株式会社 アスリートフードマイスター様に心から感謝しております。

ありがとうございました。

●ジュニア・アスリートフードマイスター
酒井 優 (さかい ゆう)
中学・高校と柔道の現役選手として、減量とパフォーマンス維持の難しさに直面しながら戦ってきました。ストイックに追い込むことが強さと思っていた時もありましたが、やはり“美味しい”という気持ちは人にとってとても大切で、アスリートも然りです。健康的にスポーツを楽しむ事を追及すると共に、健康的・魅力的なカラダは食事から作られると考え、大学では栄養学を専攻し栄養士を取得しました。現在は二児の母で、保育園に勤務し毎日子供たちに囲まれて過ごしています。
ブログ http://ameblo.jp/sakai1227/

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