第104回 気軽にはじめよう! お弁当生活

ジュニア・アスリートフードマイスターの石見元美が
「食」を中心に アスリートをバックアップする方法を紹介します!

ジュニアアフードマイスターの石見元美です。エアロビクスのインストラクターとして、3歳から高齢者の方まで、毎日楽しく踊る日々です。また、競技エアロにも携わっていること、自分の息子も陸上(今は市民ランナー)競技をやっていたことから、子供たちの食の部分もサポートしていきたいと、アスリートフードマイスターの勉強をしています。

さて、4月になり大人も子供も新しい環境がスタートした方もたくさんいますね。中には「4月からお弁当が始まる。憂鬱だな・・・」なんて思われてる方もいるのではないでしょうか。最近では、キャラ弁が当たり前のようになっていたり、お弁当ブログで綺麗なお弁当をみて、プレッシャーを感じたり・・・。
何か、お弁当ってすごーく面倒でしっかり準備しないと作れない!なんて構えてる人が多いようにも思います。実は、私も数年前のお弁当生活スタート時には、そう思っていました。

息子が中学生になり、毎日のお弁当が必要になった時がお弁当生活スタートでした。
中学では売店もなく、学校で買ったりすることはできない環境でしたから、必ずお弁当が必要。しかも部活で早く出ていくので、時間との闘いでもありました。
そして、そのお弁当生活は、いまでも続いています。

お弁当作りのコツは、ズバリ!! 「頑張らない!」

これに尽きます。
まずお弁当作りをプレッシャーに感じる方は、楽しむことからスタートしてください。
今はお弁当箱も、小物類も、種類も豊富にいろんなものが出ています。売り場に行くとちょっとウキウキしてきますよ。ピックを一つ使っても、いつものお弁当がかわいく変身します。それに、売り場にはお弁当作りをサポートしてくれるグッズがたくさん。
そこからヒントをもらうと楽しくなりますよ。
楽しいって「らく」に繋がります。「らく」は長く続くコツなんです。

二つ目のコツは「あるものを使う」
簡単に言ってしまえば、常備菜や残り物です。「だからその常備菜を作ることが面倒なのよ」なんて思わないで。ひじきやきんぴらを作るときに、ちょっと多めに作ればいいだけ。そういうおかずは隙間を埋めるのに助かります。お弁当って、メインのおかずが大変なんじゃなくて、サブのおかずが大変なんですよね。色が暗くなりがちな常備菜。
私は人参の常備菜を用意するようにしています。人参のナムルや、グラッセ等。
そのまま入れてもいいし、青物と和えてもいい。

残り物というと聞こえが悪いので、私は「お取り置きおかず」と言ってました(笑)
前の晩のおかず、少し多めに作ってお取り置きしておきます。もちろんそのまま詰めてもいいけど、お弁当だから傷まないように温めなおしが必要。ならば、ちょっとアレンジすれば進化おかず!
肉じゃがは卵でとじたり、ポテトサラダはコロッケに。マカロニサラダはおかずカップに入れてチーズをのせて焼けば小さなグラタン、炒めものが残っていたら春巻きの皮で巻いて、焼いちゃいましょう!
ちなみにこれは、ポテトサラダを表裏ひっくり返した油揚げに詰めて焼いただけのもの。

朝から揚げ物も最初はハードル高いですから、焼いて終わりがいいんです。

三つ目のコツは「丼もの、麺ものもあり」です。
最近はやりのスープジャー。カレーやシチューを入れて持たせると、喜びます。ごはんを別の入れ物に入れて持たせるだけで、簡単なお弁当です。余裕があったら、ご飯にいりごまを混ぜたり、素揚げした野菜をごはんに添えたり。ごはんじゃなくても、ナンをもたせたらちょっとシャレたお弁当に大変身!もちろんロールパンでも。カフェめし風なお弁当ができますよ。
焼きそばもありだし、夏は冷やし中華もありです。(たれを別に持たせてくださいね)

お弁当は利点がたくさん!経済的だし、好き嫌いを無くすチャンスでもある。栄養管理もしやすいし、何よりコミュニケーションがとれます。思春期にさしかかって話をあまりしてくれなくなった時期の子でも、保護者の方が作ったお弁当は必ず持っていきます。返ってきたお弁当箱をみて、空っぽならうれしいし、残していたら、嫌いなおかず?時間がなかった?何かあった?  話を聞くこともできます。
どうぞ、気楽に楽しんで、お弁当生活スタートしてください。

そうそう、たまには同じお弁当を自分にも作って食べてみて。新たな発見がありますよ。
そして、お弁当箱は丁寧に洗う事(我が家は本人に洗わせていました)と、たまにはゴムパッキンを外して消毒もしてくださいね。

●ジュニア・アスリートフードマイスター
石見 元美 (いわみ もとみ)
エアロビクスのインストラクターとして、フリーで活動中。対象は3歳から高齢者まで。
食生活アドバイザー3級。
中高老年期運動指導士。
G-fit契約インストラクターとしても活動中。(スポーツウェアの宣伝モデルのようなこと)

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