フットサルはチーム競技としてはめずらしく、民間のフットサルコートがたくさんあり、フットサルコートさえ確保できれば気軽にプレーできるスポーツです。学校や会社の仲間で始められる方も多く、初心者の方にも人気があります。個人参加も充実しているために、一人でも始められます。
そこで今回は、特にフットサル初心者の方向けに「フットサルとサッカーの違い」や「フットサルが持つ特徴」などについて分かりやすく説明していこうと思います。
サッカーに比べてフットサルの良い点(メリット)は、「サッカーよりもフィールドが小さく、初心者でも参加でき、女性と男性が混合で参加しやすい」といえます。つまり、「する」スポーツとしてのフットサルは思い立ったとき、仲間とコートを予約してプレーしたり、気軽に大会に参加できるスポーツであるという利点があるのです。
また、大会内容も初心者向けの大会を数多く開催しているため、初心者の方は参加しやすい環境です。 一方でフットサルのデメリットといえるのは、「ロングパスが全然通らない」「ドリブルで抜ける人数が限られている」「サイドチェンジ」などダイナミックな展開は難しいと思います。テレビで観る日本代表やプロサッカーの試合のような大きな展開は難しいと思います。
初心者の方に最初に理解していただきたいのは、フットサルとサッカーは似て非なるスポーツだということです。サッカー未経験者の方がフットサルを始める際に、どうしても“5人で行うサッカー”というイメージを持たれますが、実際は異なることが多いのです。もちろん、フットサルはサッカーのように激しいボディコンタクトを禁止しているので、初心者でも安心してプレーできます。具体的には、スライディングは原則禁止で、ヘディングのような激しいプレーもほぼありません。初心者や女性の方も安心して行うことができるスポーツです。
フットサルはサッカーと違うスポーツですが、ボールを扱う点ではサッカーの基礎や基本を活用することができます。その基本とは「止めて蹴る」ということです。フットサルだとどうしても華麗なドリブルやテクニックがフォーカスされがちですが、実際はパスを回して相手を崩せるかどうか、がとても重要です。そこで重要になってくるのが「止めて蹴る」の基礎技術なのです。
初心者の方も安心してください。フットサルの経験を積めばすぐに身につきます。初心者の方でも「止めて蹴る」の基本技術はすぐに習得できますし、フットサルにおいて一番重要な技術習得となります。
注意点ですが、初心者の方で多いのが、「ファウルの要求」です。実際は、正当なボールに対してのアタックであるにもかかわらずが、ファウルを要求しプレーを止めてしまう初心者の方が多く見受けられます。また、後ろから引っ張る行為や、ボールに関与していないときの故意的なボディコンタクトなどは避けてください。難しく考える必要はありません。フェアプレー精神を忘れずにプレーして頂ければ大丈夫です。今よりもっと楽しいフットサルが味わえますよ!
▼フットサル初心者におすすめ。初級大会情報▼
https://sportsone.jp/futsal/lv_beginner.html
皆さまは自前のシューズやレガースをお持ちですか?
レガースとは“すね当て”のことで、サッカーやフットサルをプレイするときに、すねに装着します。装着方法は、ソックスの内側に入れるだけです。
初心者の方で多いのは、「仲間からシューズを借りる」「レガースをつけない」という方です。
まず、シューズですが、自前のシューズを履かないことで起こる事故としては、「靴ずれ」や「的確なサイズではないシューズを履いてしまったためのねんざ」などが挙げられます。
また、初心者の方で目立つのは「レガースを装着しない」といった事から、実際にケガにつながってしまうことです。レガースとは、すねを守るための用具で、シューズと同じようにとても重要です。自前のフットサルシューズを購入することによって上達も早くなりますし、試合でも活躍しやすくなります。また、初心者の方がフットサル大会に参加するときでも、通常レガース装着が参加条件となっていますのでご注意ください。
また、おそろいのユニフォームがあるとチームに統一感が出るのでおすすめです。まずは「見た目から入る」、という考え方があるようにカッコよさを追求するのも各フットサルチームができる楽しみであり、醍醐味であると思います。
競技以外でも「シューズのデザイン」「ユニフォームのデザイン」など様々な観点から楽しめるのがフットサルの魅力ですね!
先ほど、特に初心者の方に重要なのはテクニックよりもまずは基礎・基本技術の習得と述べました。しかし、初心者の方でも「この人やるな」と思わせることができる。そんなテクニックがあるので紹介します。初心者の方だからこそ、テクニックを使えると周囲も驚きます!
周囲に「コイツやるな」と思わせる一番のコツは、ボールを持っているときに「すごいドリブルテク」を披露することではありません。実は、ボールを持ってないときこそ、周囲の信頼を勝ち取るチャンスです。また、相手ベンチからも「この人フットサル知っているな」「初心者だけど、フットサル通だね」などのまなざしで、プレーを見られることでしょう。
うまいフットサルプレーヤーが必ず用いるボールがないときの動き、それが「フェイク」です。「フェイク」とは、サッカーでも用いられる動きで、「体の動きで相手をだます」テクニックです。初心者の方からすると「難しそう」と思うかもしれません。しかし、実はとても簡単です。 ボールをもらいたい方向とは逆に動き、すばやく切り返すことで、フリーでボールを受けることができます。
相手のマークを振り切るポイントは、外側の足ではなく、内側の足で切り返すことが重要です。体が完全に反対方向を向くので、フェイクにウソっぽさがなくなります。是非トライしてみて下さい!
フェイクと比べると少し難易度が上がりますが、初心者の皆さまにも可能です。安心してください。 フットサル初心者は、ボールに触る面積が広いインサイド(脚の内側)やアウトサイド(脚の外側)でボールを運びがちですが、足裏でコントロールすることができるだけで、相手にボールを奪われる確率が格段に減ります。それは、細かくいろいろな方向にボールを移動させることができるためです。
足裏ドリブルの精度を上げるコツは、体の真下でボールを操ることです。
また、体が力んでしまうと思うようにボールを扱えないので、リラックスすることも重要です。
体より前方でボールタッチをすると相手に奪われやすく、かつコントロールをしにくいので気をつけましょう。
「インステップで強烈なシュートが打てるようになりたい」というフットサル初心者の声を多く聞きますが、インステップシュートが打てるようになればゴール数が多くなるかというと、実はそうとも言えません。なぜなら、インステップシュートはモーションが大きいため、相手に読まれてしまう確率が高くなってしまうからです。(インステップシュートとは、よく見る通常のシュートです)
ゴールが小さいフットサルでゴールを決めるには、強さよりもゴールキーパーのタイミングをはずせるシュートのほうが効果的です。そこで、初心者の方にぜひ知っていただきたいのが、上級者が良く活用する「トーキックシュート」です。
トーキックシュートのポイントは、ボールの中心より少し上を押し出すように蹴ることです。
そして膝下をコンパクトに振ることを意識してみてください。
トーキックは、動き始めてから蹴るまでの時間が短いために、キーパーが反応しづらくフットサルに向いています。
初心者の方は、インステップシュートを練習するのも大切ではあるが、トーキックのシュートも、フットサルのような狭いエリアでは、とても強い武器になると思います。
フットサルでシュートをする場面が来たら、ゴールに向かって迷わずトーキックシュートを打ってみてください。コントロールしにくいシュートなので、キーパーの正面に向かって蹴れば少し逸れていいコースに飛んでゴールを奪うことができるでしょう。
また、得点を決められるようになると、フットサルが今以上に楽しくなること間違いなしです!こちらのテクニックも是非トライしてみて下さい!
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