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大阪マラソンの新コースを徹底攻略!魅力や難関を区間距離ごとに解説!

関西最大の都市マラソンである『大阪マラソン』。
大阪マラソンのコースは、2019年の第9回大会から新コースに変更となりました。2020年の第10回大会は残念ながら中止となりましたが、今後の大阪マラソンへの出場を検討されている方のために新コースの特徴を距離・区間ごとにまとめました。
本記事では、この大阪マラソン新コースの魅力や難関などの特徴を、距離・区間ごとにご紹介していきます。

1. 大阪マラソンとは

関西最大の都市マラソンである『大阪マラソン』。
定員は35,000人と国内では東京マラソンに次ぐ規模を誇ります。その人気の高さから、毎年の出場抽選倍率は4倍を超える高い倍率となっています。
2020年11月29日(日)に開催を予定していた第10回大阪マラソンは、新型コロナウイルス感染症の状況等を踏まえ、令和2年6月12日に「中止」と発表されました。

大阪マラソンのコースは、2019年の第9回大会から新コースに変更となっています。新コースは、大阪城公園がフィニッシュ地点となり、従来の中央公会堂、御堂筋、京セラドーム大阪等に加え、造幣局やあべのハルカス、四天王寺、大阪ビジネスパークなど大阪の名所を巡るコースとなりました。

なお、この新コースは、日本陸上競技連盟およびAIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)の公認コースになっています。この大阪マラソン新コースについて、距離・区間ごとに魅力や難関などの特徴をご紹介していきます。

2. 大阪マラソン新コースの特徴

●スタート〜5km(大阪府庁前〜大阪市役所)

大阪マラソンは3万人を超える規模であるため、スタート直後の混雑は必至です。
2019年の第9回大会からは安全面を考慮して参加者を複数グループ(ウェーブ)に分けてスタートさせるウェーブスタートを採用しましたが、スタート直後の混雑とカーブの道幅の狭さは危険であるとの声が参加ランナーから上がっています。

そのため、スタート直後から自分のペースで走ることは難しいと考えておいた方がよさそうです。
事前に申告する目標タイム順にブロック分けがされますが、後方ブロックの場合はスタート地点を通過するまでに数分かかることを覚悟しておきましょう。
また、スタート後は約2km地点まで下りになるため、スピードが出やすいことから他ランナーとの接触に気をつける必要があります。

その後はしばらく平坦な道を進みますが、大阪マラソンは沿道から多くの声援があるため、その大きな声援が続く中でもスタートから自分のペースで走ることが重要なポイントとなるでしょう。

●5km〜15km(大阪市役所〜難波〜京セラドーム)

この区間は、中央公会堂、大阪市役所、難波付近のグリコの看板を通過するなど、沿道の応援者が最も多い区間です。
興奮度も高まりますが、自分のペースをしっかり維持していきましょう。

大阪市役所が位置する5km地点のあたりで最初の給水ポイントがあります。大規模マラソン大会の「あるある」の一つとして、特に最初の給水ポイントは大変混雑するため、スムーズに給水できないことも想定しておいた方がよいでしょう。
5km地点からは御堂筋の直線が難波まで約3km続き、10km〜15km付近で京セラドームを周るコースとなっています。

細かい折り返しが多い区間であるため、前方の選手との差が分かりやすく、知り合いとすれ違う際にはエールを送り合うこともできます。
このあたりで気温も体感温度も高くなっていることが想定されるため、こまめな水分補給を心掛けておきましょう。

●15km〜25km(京セラドーム〜岸里〜国立文学劇場)

この区間は、京セラドームから岸里の折り返しを経て国立文学劇場に進む区間となります。
この区間は平坦なコースであるため、25km以降に待ち構えるアップダウンに備え、アミノ酸などのエネルギー補給もしつつ、体力を温存しておくことが重要でしょう。

●25km〜35km(国立文学劇場〜通天閣〜四天王寺〜大池橋)

この区間は、最大高低差20mのアップダウンが続き、コース全体を通じて最も苦しくなる区間といえます。
しかし、途中には天王寺付近の通天閣、四天王寺、あべのハルカスなど各名所の風景を感じることができる区間でもあります。

また、29km付近からは大阪マラソン名物の給食ゾーン「まいどエイド」も。
この給食ゾーンを楽しみに走るランナーは多く、ここで立ち止まる人も多いことから、記録を狙うランナーは早めに人混みを避ける位置取りを選択することが重要です。

●35km〜ゴール(大池橋〜大阪城公園)

給食ゾーンを過ぎ、35km地点からは、今里筋の平坦路を約5km北上します。
道幅も広くて応援もあるので、このコースの中では一番走りやすい区間といえるでしょう。

ちょうど40km地点にJR環状線の下をくぐるアンダーパスがあり、そこを抜けるとラスト2km。
最後の2kmは上り坂が続き苦しいポイントですが、大阪城を目にしながら最後の力を振り絞りましょう。
坂を上り切るとゴールまで約500m。最後は笑顔でゴールしたいですね。

大阪マラソン コースマップ

リンク先:大阪マラソン2020公式ホームページ

3. まとめ

2019年の第9回大会からの新コースは、実際に完走した多くのランナーの声をみても基本的にはとても走りやすく、記録も出やすいコースといえるでしょう。
重要なポイントをまとめると、以下の2点に集約されます。

ポイント1.大阪マラソンならではの「大声援」を力に変えつつ、自分のペースを守ることが重要
ポイント2.30km地点前後のアップダウンを乗り切るために、前半に体力を温存しておくことが重要

大阪マラソンは、毎年多くの人が沿道に駆け付けるため、大声援を受けながら大阪の街を走ることができます。
大会当日や大会に向けてのイベントも多く、ランナーだけでなく家族や応援者も楽しめるお祭りランイベントです。大阪マラソンを余すことなく楽しむためにも、計画的に練習を重ねて、完走や記録更新など自身の目標達成に向けて準備していきたいですね。

「スポーツワン」主催の関西・近畿エリアのマラソン大会では、フルマラソン・30km・ハーフマラソン・10km・5kmの各種目をご用意し、目標とする大会の事前調整レースとしてもご活用いただけます。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で行政から緊急事態宣言が発令され止むを得ず大会が中止となった場合においても、参加費を返金保証する大会も多く設定。
大会の運営においては、大会会場での検温実施やアルコール消毒の設置、スタッフのマスク着用、更衣室の換気、スタート時2m幅の確保やウェーブスタート制の実施など「密」を回避する対策を講じ、万全な感染症拡大防止策を実施しております。

「コロナ禍」においても、安全対策を講じた上でお客様に安心してご参加いただき、楽しんでいただけるランニングイベントを多数ご用意しておりますので、ぜひエントリーしてみてください。

▼スポーツワン|マラソン大会検索サイト▼
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