現フルマラソン日本記録保持者
スペシャルサポーター:鈴木健吾さんにインタビュー

インタビュアー藤田

今回、なにわ淀川マラソン2024大会スペシャルサポーターに就任した鈴木健吾さんに特別インタビュー!
大会前の練習やメンタルの部分など大会に臨むにあたって様々なことをお聞きしてきました!
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インタビュアー藤田

大会直前についての質問がありました。目標大会1か月前でタイムが上がらない時がある、というような相談がきてまして、ネガティブになってしまう部分があるかと思いますが、鈴木さんからその場合に何か気を付けていること、練習方法だったりマインドの部分で何か気を付けていることがあればアドバイスいただけるとうれしいです。

ゲスト鈴木健吾

これは色々な要因がありすぎて、「一概にこうしている」ということは言えないと思います。もしも自分が目標としているタイムが出ていないとするとまずは日常生活を見直すかと思います。前の日に仕事しすぎた、であるとか栄養をうまくとれていなくて体力が落ちているかなどがあるかなと。そのような要因でなかった場合はそれまでの練習量が足りないということだと思います。それはスピードなのか、距離に慣れていないのか、そこを見つめなおす必要があると思いますね。ただ、1か月前だとどうしようもない部分もあるので そこはまた次の大会に向けての教訓にするしかないと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。鈴木さんは、この2週間前、1週間前のペースを上げていくタイミングで調子良いな、悪いなとか分かってきますか?。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。ある程度自分の状態は分かってはいると思います。

インタビュアー藤田

走っている途中、練習している途中で「いける!」となったらそのまま鈴木さんはどんどんペース上げて走っていくものなのでしょうか?

ゲスト鈴木健吾

練習の中では、ある程度自分の中だったり、コーチと監督と設定ペースを作っているので、それ以上はあまりいかないようにしています。 2時間10分前後くらいで走っている選手たちは、タイムと距離を計算して機械のようにきちんと練習しているので、調子が良くても上げちゃだめだし、悪くても落としちゃだめというような練習をしています。 それを見てタイムや自分の中での状態を把握していきます。前日までの練習は距離とタイムを全部監督が選手と相談して決めていて、その内容だとこのぐらいのタイム出るよねと予測を立てていますね。なので調子は関係なく、練習では設定タイムを目指して走っています。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。もう一点ランナーさんから質問が来ていまして、日々の休養の仕方についてです。鈴木さんが普段どういうレスト・休養をされているのか、どのようなからだの休め方をされているか聞きたいです?

ゲスト鈴木健吾

走らない日だったら家に居てゴロゴロするというよりは、動く方が良いと思っています。外に出て買い物するにしてもお出かけするにしても歩きますね。動いて休むことをアクティブレストって言うんですけど、血流をしっかり回して動いて休息する形です。少しのジョギングでも良いんですけど、ウォーキングでも良いです。そういうのもやりたくないのであれば、外にお出かけするでも良いですし、それは何でも良いと思うので家でじーっとしているよりは動くというところを意識しています。

インタビュアー藤田

動きながら、血流動かしながら休息、心の部分もそうなんですかね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

お休みは週に何回くらいありますか?ほぼ毎日走っていますか?

ゲスト鈴木健吾

試合とか無ければ週に1回くらい休みがあるんですけど、その日も1回くらいは走ったりしますし、人それぞれですかね。市民ランナーの方で疲れているのであれば、走らない日を週に1回作っても良いと思うので、その時にお出かけしたりでも良いですし、じーっとしているよりなるべくからだを動かしながら過ごすのが良いかなと思います。

インタビュアー藤田

動きながら休むというのが言葉では矛盾になっているような気もするのですが、でもそういった方がからだにとって次のパワーにつながるんですね。

ゲスト鈴木健吾

はい、そうですね。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。終盤になってまいりましたが、大会直前のところをお聞きしたいです。大会当日、朝着いてからスタートまでの流れや、起きる時間などお聞きしたいと思います。鈴木さんはスタート何時間前に起きますか?

ゲスト鈴木健吾

大体4~5時間前です。

インタビュアー藤田

睡眠時間は試合前どれくらいとりますか?

ゲスト鈴木健吾

試合前に関わらず、7~8時間くらいはしっかりとるようにしています。

インタビュアー藤田

いつもの睡眠を心がけているってことですね。会場入りするのって大体どれくらいの時間が多いですか?

ゲスト鈴木健吾

試合のスタート2時間前とかですかね。

インタビュアー藤田

そこからスタートまでソワソワすることはないですか?

ゲスト鈴木健吾

色々やることがあるので、準備だったりウォーミングアップだったり、食事をとったら消化の時間も確保しなきゃいけないので、そういう時間にあてていますね。

インタビュアー藤田

朝ごはんはどのタイミングで食べるようにしていますか?

ゲスト鈴木健吾

会場に着いているときにはもう食べ終わっています。スタートから3時間くらいあけてます。食べているもので言うと糖質を中心に固形物を食べていますね。

インタビュアー藤田

糖質って大切なんですね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。会場着いた後のアップについてです。鈴木さんがされている中でこのアップはおすすめだよとか、試合前こういうアップを行う事が大切だという事があればお聞きしたいです。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。すぐに走り始めてしまうと体に負担がかかります。自分なりのもので良いので体操とかストレッチしっかりやって走り始めれば良いと思います。寒い時は尚更そういうのが大事かなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。この時考えてる事として何分ペースで走って、というようなレース戦略を頭でデモンストレーションしたりしていますか?

ゲスト鈴木健吾

いや、そこまではしていないです。細かな想定はせずいつも通りスタート時間に合わせて準備していくって言うことを意識しています。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。最後にフルマラソンのところで、全体的にこういうものを食べた方が良いなどのアドバイスをお聞き出来ればと思っています。

ゲスト鈴木健吾

全体通してしっかり給水を取った方が良いかなと思います。どんなペースで走っても水分はからだから逃げていくので、出来れば水だけでなくスポーツドリンクをしっかりとって水分補給してほしいなと思います。 おそらく目標タイム2時間半を目指している人などはほぼ固形物を採らないと思うので、予備としてゼリーがあると嬉しいんじゃないかなと思います。早いランナーになればなるほど、口に食べ物を入れると胃に負担がかかってしまって、胃液が上がってきてしまって調子が出ないなどがあると思うので、あまり口にはしませんね。消費カロリーが気になるランナーさんにはゼリー摂取が良いと思います。また、完走を目指されているランナーさんに対して注意してほしいのは糖分のある固形物を食べてしまうとその場で血糖値が上がってしまうという点です。5分10分してくるとその反動で逆に血糖値が一気に下がってしまって、体が動かなくなったりします。もちろん空腹を抑えるためには食べなければいけないんですけど、食べ過ぎには要注意かなと思っています。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。エイドのアドバイスもいただきました。このあと詳しくお聞きしますが、参考にさせていただきます。

ゲスト鈴木健吾

はい。宜しくお願いします。

インタビュアー藤田

最後に鈴木さんから今大会に出られる方へ一言応援、またはメッセージを頂いてもよろしいでしょうか。

ゲスト鈴木健吾

なにわ淀川マラソン2024に出場される皆さん、いよいよ大会当日が近づいてきました。準備はいかがでしょうか? それぞれ目標は異なると思いますが、ケガのないようにまずはマラソンを楽しんでほしいと思います。この大会は、2kmファミリーランの部からフルマラソンの部まで、本当に多くの方が楽しめるマラソン大会だと思っています。当日は現地で皆さんにパワーを送ります! 皆さんとお会いできることを楽しみにしております。 こまめな水分補給はお忘れなく!

インタビュアー藤田

改めて、本日はありがとうございました。ランナーさんにとっても貴重なお話しになったかと思います!インタビューありがとうございました!7日はスターターとしてご活躍していただきます!よろしくお願いします!


鈴木さんありがとうございました!
鈴木さんはフルマラソンのあるDay2の4/7にスターターとして参加予定です
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