現フルマラソン日本記録保持者
スペシャルサポーター:鈴木健吾さんにインタビュー

インタビュアー藤田

今回、なにわ淀川マラソン2024大会スペシャルサポーターに就任した鈴木健吾さんに特別インタビュー!
大会前の練習やメンタルの部分など大会に臨むにあたって様々なことをお聞きしてきました!

インタビュアー藤田

本日はなにわ淀川マラソン2024大会サポーターの鈴木さんに来ていただきました!インタビューよろしくお願いします。

ゲスト鈴木健吾

よろしくお願いします。

インタビュアー藤田

まずはランナーさんに3か月前からレース当日までの間でどんな練習をしているのか、といったシリアスランナー向けのインタビューをしたいと思っています。また、私のような初心者のランナー向けにアドバイスもいただきたいと思っています。よろしくお願いします。

ゲスト鈴木健吾

わかりました。よろしくお願いします。

インタビュアー藤田

早速なんですけど、今回3か月前、1か月前、大会直前にどんな練習をしているのかや、どのようなマインドで練習に取り組んでいるかをお聞きしたいと思います。練習について何日前から大会を意識した練習に入っていくものなんでしょうか。

ゲスト鈴木健吾

私たちは大体3か月から4か月前から、目指している大会に向けて少しずつ、マラソンに向けた練習を始めるっていう流れですね。

インタビュアー藤田

ということは大会の3,4か月前である半年前とかは違った練習されているんですね。まずはその半年前などの普段の練習を聞いてみたいと思います。どのような練習をされていますか?

ゲスト鈴木健吾

マラソン以外の時は普通はトラックレースだったり、もっと短い距離のレースに出たりします。フルマラソン大会に出るとなると準備期間として、意識するのは3か月4か月前くらいからですね。3か月前から徐々に本格的にマラソン練習を始めるって感じですね。

インタビュアー藤田

トラックレースで言うと1万メートルとかですか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

そこからロードの練習に変わっていくと?

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

トラックレースからロードの練習に変わっていくとのことで、それが大会を意識した練習ということですね。ありがとうございます。ではロードの練習について聞いていきたいと思っているんですけど、3か月前となるとどういった練習をされていますか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね。大体、何か月前だからって言うことはないですけどマラソン練習始めるときは40キロ、42キロを走ります。マラソンの距離と時間に体を慣れさせることを第一に意識しています。簡単にはそんな感じで練習していますね。

インタビュアー藤田

普段トラックレースなどで競技場を走っているところから距離を伸ばして、42キロに体を慣らしていくっていう感じですかね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

この期間に走る以外での練習はされますか?

ゲスト鈴木健吾

ウエイトトレーニングやったり体幹トレーニングをやってます。これは定期的にマラソン期間以外でもやっていて、マラソントレーニングの時もやっていますね。

インタビュアー藤田

素人質問で申し訳ないんですけど、よくウエイトトレーニングというと体を大きくするとか出力パワーを大きくするために行っている人が多いかと思います。 鈴木さんが行っているのウエイトトレーニングも同じようなイメージですか?

ゲスト鈴木健吾

体を大きくするとは少し違っているかもしれないですね。出力とかパワーとかを高めるのもそうなんですが、マラソンは42キロ自分の体を動かし続けることが必要になります。距離42キロ走ったから速く走れるわけではなく、それに耐えうる体が必要なので、ウエイトトレーニングだったりを行いますね。マラソン走ったことありますか?

インタビュアー藤田

はい、走ったことあります。次の日は動けなくてベッドから起きるのが大変でした。

ゲスト鈴木健吾

そうですよね。マラソン走ったら筋肉痛になるっているのを走りだけでは補えない部分もあるので、ウエイトトレーニング等をして筋肉をつけていきます。無駄な筋肉っていう訳ではないです。

インタビュアー藤田

もう一点お聞きしたいのが先ほど42キロ近い距離を走っているとおっしゃってましたが、どれくらいの頻度で走られますか?ほぼ毎日ですか?(笑)

ゲスト鈴木健吾

いえ、そういう訳ではありません。要所要所で42キロを走ります。もちろん状況にはよりますが月に5~6回ほどですかね。マラソン練習になったらある程度距離という段階はふみます。

インタビュアー藤田

タイミングタイミングで42キロを走っていく形ですね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。本数もそこまで決まってはいないのですが、ある程度自分の中で必要な時に入れていきます。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。それでは、マラソン大会1回しか走ったことない方々に向けてのアドバイスとしたら、3か月前はどのような練習をしていくのがベストなのでしょうか。

ゲスト鈴木健吾

初めてのレベルであれば、走る日走らない日が無いよう、毎日継続的に練習を積んでいくというのが3か月前に必要なことかと思います。頑張って40キロ走ったから次の日休みではなく、最初はある程度10キロでも20キロでも短い距離でも良いので継続的に練習時間を作るのがまずは大事かなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。では、サブ3を狙っているよう方々にこう言う練習方法が良いとか、これぐらい走るのが良いとかアドバイスをお聞きしたいです。

ゲスト鈴木健吾

フル3時間で走るレベルであれば、そこそこ練習はやっていると思うので、42キロという距離に精神的にも肉体的にも耐えられるようにそれに近い時間を走るというのを加えていけば良いのかなと思います。

インタビュアー藤田

肉体的だけではなくメンタルの部分でも鍛える練習をするのが良いということでしょうか。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。長い距離はメンタル面できつかったりすると思うので、例えば3時間で走る人だったら3時間位はゆっくり走る、距離を意識せずにゆっくり走る、2時間でも良いのですが、気持ち的にストレスを与えるという練習が効果的だと思います。

インタビュアー藤田

気持ち的にストレスを与える、これはキーワードですね。マインドの部分が出たので、この時の鈴木さんの3か月前のマインドの部分、練習でも日常生活でも気を付けていることがあればお聞きしたいです。

ゲスト鈴木健吾

そうですね、マラソン3か月前はマラソン練習にシフトしていくところなので、まずは身体としっかり対話しながらマラソンに移行していく、一気に距離を延ばすのではなく、怪我しないよう身体と対話しながらというところを意識しています。

インタビュアー藤田

身体第一ではあるけど、フルマラソンにしっかり標準を合わせていかないといけないので、長い距離も走ってるんですね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。3か月前は練習を本格的に始める時期になってくると思うので、1回軌道に乗ればしっかりからだもついてくると思うんですけど、やり始めはトレーニングしたらどこか痛くなることもあるので、しっかり自分と対話しながらというところは意識しています。

インタビュアー藤田

追い込み過ぎないというところですよね、きっと。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。マラソンが決まったからといって気合い入れ過ぎず、継続的に練習を積んでいくという形が良いかと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。ここは藤田の興味の部分になってしまうのですが、日本記録を出された大会で、3か月前のタイミングで自分調子良いなという感覚はありましたか。

ゲスト鈴木健吾

いや、3か月前はマラソン練習を始める段階で、マラソンにシフトしている段階なのでそこまで良いという感触はありませんでした。

インタビュアー藤田

そうなんですね。ありがとうございます。