前回コラムのランニングフォーム。イメージ出来たでしょうか?
リラックスして弾む感覚を忘れないようにしてくださいね。
さて、今回はランニング初心者が長く速く走れるようになるにはどんな練習をすればよいか、考え方と具体的な練習方法をご紹介していきます。
●長く走れるようにならない
ランニングを初めて最初のうちはきついものです。
体力不足で長く走れずきつい。
速く走るとすぐ疲れてしまうので、ランニング本来の爽快感も感じにくい。
体力がつけば走れる。
走れるようになるには体力が必要。
卵と鶏ではありませんが、このジレンマを解決するにはどうしたらいいでしょうか?
私が今回おすすめしたいのは、ウォーキングと心地よいスピードでのランニングを組み合わせて行う方法です。
●疲れたら歩いてOK。爽快感を感じる速さで走ろう。
本来ランニングのような弾みの動きや振動は心地よく感じるもの。
電車でウトウトしてしまうのは、心地よい振動が身体に伝わるからです。
あまりゆっくり走るとランニングの爽快感を得ることができません。
ですから、ランニングを初めて間もない方や、体力に自信のない方は、まず自身が気持ち良いと感じるスピードで走る。疲労して辛くなる前に歩く。また走れそうになったら走る。
これを繰り返し行うことでランニング本来の楽しさを感じながら、体力UPすることができます。
継続して行っていくと段々歩く時間が短くなり、走れる時間が長くなってきます。
概ね、週1.2回程度行えば、2か月前後で30分以上連続して走れるようになります。
●練習イメージ例
・スタート
ランニング5分(気持ちよいスピード)→ウォーキング3分×3サイクル=ランニング15分+ウォーキング9分=合計24分
・1か月後
ランニング7分→ウォーキング1分×3サイクル=ランニング21分+ウォーキング3分=合計24分
・2か月後
ランニング24分歩くことなく走れるようになる。
※ランニング時間、ウォーキング時間、サイクル数は体力・体調に合わせて増減可
練習は1つの例ですが、楽しく速く走れるようになるには、「継続」することが何より大切です。
そのためには、あまり身構えず「歩いてもいいんだ!」という気持ちのゆとりを持ちましょう。
officeRyuu 代表
実業団サンベルクステクニカル
コーチ
StudioBodyLink オーナー
プロトレーナー・ランニングコーチとして、クライアントの身体の特徴、クセなどを理解し、数多くある様々な手法の中から一人ひとりにマッチした内容を提案、効率よく身体を変えられるように指導。
10代~80代まで幅広い層に、パフォーマンスアップ・健康増進・ボディメイクなど様々な目標に対応し、多くのクライアントから信頼を得ている。
個人指導はキャンセル待ち状態。
また、自身主宰の陸上クラブをはじめ、団体グループに数多くのランニング指導も行う。
特にランニングフォームの改善には定評がある。
2015年6月
神保町にランナー向けプログラムを中心としたstudioBodyLinkをオープン。
2016年4月
実業団サンベルクステクニカルコーチに就任。
「保有資格」
●日本トレーニング指導者協会認定上級トレーニング指導者
●公益財団法人健康・体力づくり事業財団認定健康運動指導士
●日本メディカルパーソナルサポート協会認定水中パーソナルトレーナー
●日本eコーチング協会認定パフォーマンスアナリスト
●日本赤十字社救急法救急員