フットサルのポジションの名前がサッカーと違うことを、皆さんご存じですか?
サッカーを小さい頃からやっていた方でも、フットサルのポジション名や戦術に関しては分からないという人が多いと思います。
そこで、今回はフットサのポジションについて、サッカーのポジションとも比較してご紹介していきたいと思います。
次回フットサルをプレイしたり、大会に出たりするときに、「ポジションの名前」や「戦術の型」を言えると通だと思われるかもしれませんよ。
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そもそも、フットサルにポジションなんかあるの?
という声を耳にすることがあるのですが、結論から申し上げると、もちろんポジションはあります!
でもそういった意見は、とても共感できます。フットサルはサッカーと違ってコートが小さく、コート内でのポジション入れ替えが激しいスポーツなので、一見ポジションを決めないでもできるのではないか?と思ってしまうからです。
しかし、フットサルと同じく攻守の切り替えが激しく、フィールドも小さいスポーツ、「バスケットボール」にポジションが決められているように、フットサルも同じくポジションが存在します。
ここでは、フットサルの「ポジションの名前」を紹介していきます。
フットサルのポジションは、ユニークな名称が多いです。サッカーのポジションと比較しながら説明していきます。
ポルトガル語で「軸、中心」という意味で、サッカーでいう「フォワード」にあたります。
ちなみにスペイン語のピボーテと同じ意味なのですが、こちらはボランチ的な意味で使われています。
ポルトガル語で「横」の意味で、本場ブラジルでは、左サイドを「アラエスケルド」と呼び、右サイドはアラジレイドと呼ぶそうです。
日本では、左につくアラのポジションと、右につくアラのポジション、どちらのポジションも「アラ」と呼んでいます。
サッカーでいうところの「サイドハーフ」にあたります。
ポルトガル語で「船首、舵取り」という意味で、サッカーでいうところの「センターバック」のポジションにあたります。
ポルトガル語で「ゴールキーパー」という意味で、プレー中に手を使えるポジションです。
参考:http://commons.wikimedia.org前述した「各ポジションの名前」で、「こんな名前のポジションあったんだ!」と新たな発見があったと思います。
フットサルのポジションで比較的知名度の高いポジションは「ゴレイロ」だと思います。
はりこのポジションだけユニフォームの色が違う点や、手を使える点などが目立つ理由です。
それらを踏まえてここでは、「各ポジションの役割」をサッカーと比較して説明していきたいと思います。
初めに、フットサルのポジションとサッカーのポジションの違いについて話しをする前に、皆さんご存じの通りだと思いますが、フットサルは5人しかコートに立てません。そしてサッカーにない特徴としては、「交代が自由」だということが挙げられます。
これらがサッカーとは大きく異なる点です。サッカーは11人で試合を行い、交代の人数にも制限があり(公式ルールだと3名〜5名)、一度交代をしてしまうと、再度出場することができません。しかし、フットサルは一度ベンチに退いた後、に再度出場することが可能です!
フットサルはポジションに関係なく全員で守備、全員攻撃というのが醍醐味なスポーツです。ゴレイロに関しても、攻撃の起点になることも多々あり、時にはゴールを決めるシーンもあります。
フットサルのゴレイロの一番の役割はもちろんシュートを決めさせないことです。ゴールを死守することが彼らの仕事です。
これはサッカーと同じ役割を担います。
そしてフットサルで求められるのは、攻撃の起点となることです。フットサルにはバックパスルールというものがあり、ゴレイロは足元でボールをキープできる時間が4秒しかありません。4秒以上ボールをキープしてしまうと、ファールを取られてしまうので、スピーディーな判断と、相手のプレッシャーに動じない冷静さが必要となります。
サッカーではほとんど見ないプレーですが、フットサルではゴレイロがコートを駆け上がり攻撃に参加することがあります。
ボールに触れる回数も多く、セービングの技術だけでなく、的確な判断力、トラップ技術、パスの精度、シュート力なども求められます。
そして、フットサル特有の攻撃方法に「パワープレー」というものがあります。
ゴレイロのポジションをフィールドプレーヤーの選手の位置まで上げて、5人全員で攻撃して点を取りに行くことを「パワープレー」と言います。
ガラ空きのゴールに蹴り込まれてしまうリスクがあるのですが、試合残り時間が少なく、どうしても点を取らなくてはいけないシーンなどで見られます。
ポルトガル語で「船首、舵取り」という意味で、その名の通り後ろから全体の指示を出しながら、ゲームの舵を取ります。
ゴレイロと声をかけ合いながら守りを固め、攻撃に転じる場面でも、この「フィクソ」は起点となる重要なポジションです。
また、パスを回して攻撃の基盤を作るポジションです。
サッカーでいうとサイドハーフのようなポジションで、コートを縦横無尽に走り回り、攻撃でも守備でも中心になるポジションです。
サイドでドリブルを仕掛け、そしてフィクソと試合を作る。ピヴォ(フォワード)に攻撃的なボールを配給して、攻撃にリズムを加える役割をします。
ドリブルやテクニックのスキルに自身のある方は、このポジションはおすすめです。
厳しい局面を打開できる、そんな力も求められます。
攻撃の中心となり相手陣内で体を張ってボールをキープし、常にゴールを狙う攻撃的なポジションです。
足裏でしっかりとボールをコントロールして、体、おしり、背中、腕など体全体を使い、相手に体を預けながら姿勢を保ち、走り込んで来る味方にボールを足裏で落としてシュートチャンスを作り出します。
相手陣地でプレーをすることが多く、ピヴォがしっかりとボールをキープできればチャンスとなりますが、相手ディフェンダーにとってはやはりピヴォにボールをキープされて、シュートをされてしまうのが一番怖いので、ピヴォの選手へのマークは一番厳しくなります。ゴール前のポジションではマークが1人だけではなく、複数人に囲まれることもあります。
カラダが大きい選手や、体が強い選手、激しいマークでも冷静にボールを扱える選手はこのポジションで強さを発揮できます。
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180cm・70kgと恵まれた体格とパワーの持ち主で、シュート力も天下一品。しかも守りのかなめ選手です。
スペインフットサル1部「ウマコンサラゴサ」というチームに所属しており、点の取れるフィクソとして海外で奮闘しています。
ポルトガル人の彼は、幼少期はサッカーに没頭していましたが、背が低いなどの理由でフットサルに転身します。
2010年に名古屋オーシャンズに1年間在籍した経歴を持っています。
卓越したテクニックで「世界有数のフットサル選手」として、メディアからはよく「フットサル界のクリスティアーノ・ロナウド」と例えられることが多い選手です。
名古屋オーシャンズで一世を博した日本一の点取り屋、森岡薫!
高校を中退し、建築現場などで働きながら生活していたが、21歳の時に、たまたま見かけた雑誌の個人フットサル大会に目がとまりフットサルを始めました。
それをきっかけに、彼は関東フットサルチームにスカウトされ、Fリーグ発足時に名古屋シュライカーズでプロのキャリアをスタートしました。
そこから彼は、日本のフットサル界の重鎮として活躍し続け、現在に至ります。
よく使う戦術、「ゾーンディフェンス」についてご紹介します。
このフットサル戦術ですが、相手チームに能力の高い選手が多い場合などにおすすめです。
初心者の方や、中級レベルのフットサル大会に挑戦しようとお考えの方は、是非一読を!!
選手4人で守備ブロック(ゾーン)を形成し、守備ブロックを崩さないようにそれぞれの選手の守備エリアを決めてディフェンスを行います。
それぞれが担当するエリアに侵入してきた選手へ対応します。
チームで担当するエリアが決まっている為、相手が守備ブロックに侵入してくるまではポジションを動かさずに対応します。
守備ブロックを形成することで予めスペースを消してしまい、相手チームが自チームの危険エリアでのプレーを制限する事が狙いです。
狙い通りスペースを与えない為にしっかりとしたマネージメントや連携力を必要とする戦術です。
自陣ゴール前に引いてブロックを作るゾーンマーク等が代表的な例です。
連携や組織力に自身のあるチームであればあるほど機能しやすい戦術です!!
是非一度、スポーツワンのフットサル大会で試してみて下さい!
今回の記事では、各ポジションの詳しい情報や、フットサルで活躍している有名な選手などご紹介させていただきました。
是非、この記事を読んだ方で週末のフットサル大会に参加したいな少しでも思ったら、スポーツワンのフットサル大会に参加してみて下さい!
それでは、会場でお会いできることを楽しみにしています!!
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