現フルマラソン日本記録保持者
スペシャルサポーター:鈴木健吾さんにインタビュー

インタビュアー藤田

今回、なにわ淀川マラソン2024大会スペシャルサポーターに就任した鈴木健吾さんに特別インタビュー!
大会前の練習やメンタルの部分など大会に臨むにあたって様々なことをお聞きしてきました!
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インタビュアー藤田

ここから少し大会に近づいた時期についてお聞きしていきたいと思っています。練習内容が変わるのは鈴木さんで言うとどのタイミングでしょうか。ちょっとずつタイムを縮めていく練習という感じになっていくのかなと個人的に思っているのですが、どのタイミングで変わっていくものですか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね、大体2,3か月前はスタミナを貯えつつ練習していきますが、1か月前になるとそこから段々スピード上げて精度上げていく、という感じですね。

インタビュアー藤田

なるほど。精度上げていくというとどういった練習でしょうか?

ゲスト鈴木健吾

一般ランナー、プロランナーに限らず目標タイムがあると思んですけど、そのタイムを意識した練習が増えていくという事になります。

インタビュアー藤田

それが大会2か月~1か月前ですか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね、1か月前くらいから段々と

インタビュアー藤田

慣れる練習みたいなところは3か月前~2か月前位に行っていて、1か月前から目標ペースでの練習をする、という認識ですか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね。目標ペースでの練習が多いかと思います。

インタビュアー藤田

分かりました。ありがとうございます。それで言うと、3か月前と1か月前と大会直前で練習方法が変わってくるという事ですかね?

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

では、1か月前の練習方法で気を付けていることやどういった練習をするのかみたいなところと練習のアドバイスをお聞きしても良いでしょうか?

ゲスト鈴木健吾

気を付けていることは自分が決めた練習の量だったりペースというの守るってことですね。予定通り自分が立てたスケジュールでしっかりこなせるというのがマラソンに向けて自信というか、自分がこれくらい走れていると確認が出来ますし、自分が立てた練習が出来たらマラソンに向けて自信になると思います。まずは今日何やろうかなというより、今週はどういう練習をしようかなとある程度決めています。それを達成出来たら達成感があると思うので、マラソンだけ目標を作るのではなく、一週間、一か月の中でも自分が何キロ走るでも良いですし、何キロ走を今月はやるぞと決めるのでも良いだろうし、毎日1回は走るぞというのでも良いと思うので、そういう風に細かく1週間、1か月レベル、1日レベルでも良いので、目標を設定して達成するというのが良いんじゃないかなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。今の話で言うと、全カテゴリー全てのランナーさんに響く内容かなと思います。鈴木さんは1週間単位で練習内容を決めていますか?それとも、1か月でこの曜日はこうして、この曜日はこう、と決まっているという感じですか?

ゲスト鈴木健吾

ある程度ざっくりは決めていて、あとは1週間ごとに自分の中で調整しているという形です。

インタビュアー藤田

どんな練習をしているか、お話できる範囲でかまいませんので、決め事なども含めてお聞きしたいなと思っています。

ゲスト鈴木健吾

ある程度1週間の中でルーティン化しているので、あまり参考にならないと思うので細かくは言わないですけど、ほとんど走らない日はないという感じです。基本的に1週間だったり1か月の中である程度自分のやりたい練習を決めてそれを微調整していく、という形です。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。鈴木さんが2時間30分、40分で走られるランナーさんに向けて、1か月前こういう練習がおすすめですとか、もっと言うと、こういうマインドで走り切ることを意識した方が良いとか、鈴木さんの経験からでも問題ありませんので、お聞き出来たらなと思っているのですがいかがでしょうか?

ゲスト鈴木健吾

1か月切ってくるとそんなにいっぱい走ったからと言ってそれが結果に結びつく訳ではないと思うので、試合で良いパフォーマンスが発揮するために疲れをすごく溜めこまないことが重要だと思います。試合が近くなったら、2時間半切る人であれば1キロどれくらいで走る必要があるのかというのが分かってくると思うので、それに近いペースで走る練習を少し増やしていくことですかね。それが40キロとかでなくて短い距離でも良いので、自分が体感速度としてそのペースで走れるかというのを確認するという意味でも、実際試合に走る必要があるペースを意識した練習を入れていくのが良いのかなと思います。

インタビュアー藤田

それが大体1か月前のタイミングで、3か月前は距離を走るトレーニングからちょっとずつ本番を想定した走りに移行していく形ですか?

ゲスト鈴木健吾

そうです、はい。

インタビュアー藤田

聞き漏れた部分ですみません。先ほど1か月前のトレーニングをお聞きしましたが、3か月前だと長い距離走るというところでおすすめのトレーニングとかお聞き出来たらと思っています。

ゲスト鈴木健吾

場所はなかなか難しいかも知れないんですけど、アップダウンがあるコースだったり、足にやさしいクロスカントリー、芝生のコースだったりを使えば普段ロードばかりだとダメージは大きいかと思うので、やわらかいところを走ったりアップダウンのあるコースを走ったりするのが良いんじゃないかなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。1か月前の練習の話に戻ります。初心者の方も1か月前となると、大会をイメージしていくような練習をした方が良いのでしょうか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね、完走とかそんなに速いペースでないのであれば、さっきも言った通り継続的に練習をやっていくのが一番良いのかなと思います。1週間の中で1回くらい長い距離を走る日を作るだったり、というのでも良いんじゃないかなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。では、最後、大会直前にどういった練習をしているのか、逆にこの練習はしない、なども含めて鈴木さんのこだわりがあればお伺いしたいと思っています。

ゲスト鈴木健吾

直前だと長い距離とかたくさん練習したからといってそれが結果に結びつく訳ではないので、体調管理、食事や睡眠というところはしっかり気を付けて体調不良を防ぐというところで、レースに影響しないようにすることが大事かなと思います。

インタビュアー藤田

鈴木さんは大会直前で、走りたいという気持ちが強くなったりしないですか?

ゲスト鈴木健吾

試合で爆発的にいい走りが出来るように体力的にしっかり力を蓄えますね。メンタル的にも走りたいとは思いますが、その走りたいという気持ちを試合のために蓄える期間でもあるかなと思います。

インタビュアー藤田

ありがとうございます。メンタル的にも力を蓄えるということですね。力を蓄えるという言葉に関連して、ランナーさんから質問です。食事に関する質問ですね。鈴木さんは大会直前、3日前、1週間前の食事はどうしていますか?ご飯こういうもの食べてますとか、逆に大会前は避けてます、というものがあればお聞きしたいです。

ゲスト鈴木健吾

本当に直前だとなまものとか野菜もそこまでとってしまうと消化に影響するので気をつけています。なまものは1週間以上前からとらないようにしています。それは、腹痛の原因にもなったりするので。あとは直前になると糖質ご飯だったりお餅だったりパスタでもうどんでも良いのですが、糖質をしっかりとるようにしています。

インタビュアー藤田

食事の面でも力を蓄えているんですね。

ゲスト鈴木健吾

そうですね。

インタビュアー藤田

大会直前でなくとも、3か月前、2か月前、1か月前の食事という点で重視していることはありますか?

ゲスト鈴木健吾

そうですね、マラソン3か月前だとマラソン練習に入っていくというところなので、走るのと同じ位しっかり栄養とっています。

インタビュアー藤田

どれくらい食べられますか?ご飯何グラムとかはかってご飯食べたりしていますか?(笑)

ゲスト鈴木健吾

はかったりすることもありますね(笑)でもそこまで細かくはこだわってはいないです。3か月だとしっかりバランス良く、たんぱく質も糖質も野菜もとっていくという感じです。

インタビュアー藤田

3か月前もしっかりと野菜もとってバランス良く食べていると。ありがとうございます。