≪目次≫
第1条 競技のフィールド
第2条 ボール
第3条 競技者の数
第4条 競技者の用具
第5条 審判
第6条 試合時間
第7条 プレーの開始および再開
第8条 キックイン(スローイン)
第9条 得点の方法
第10条 オフサイド
第11条 ファウルと不正行為
第12条 フリーキック
第13条 ペナルティーキック
第14条 ゴールクリアランス
第15条 キーパー
第16条 5秒ルール
第1条 競技のフィールド
フィールドの表面
○表 面 : 安全なもの。天然芝や人工芝が望ましいが、土などでも、可とする。コンクリートなど競技者が転倒等により負傷しやすい表面は、認められない。
○競技場(フィールド)大きさ
競技のフィールド(以下、フィールドとする)は長方形とする。
大きさ : 68m×50m(11 人制サッカーフィールドの半分:2 面のフィールドが設置可能) を推奨する。使用する試合会場の大きさによって修正することは、可とする。
○それぞれのペナルティーエリア内に、両ゴールポストの中央から8mで両ゴールポストから等距離のところにペナルティーマークを描く。
フィールドのマーク等 : ペナルティーエリアの縦 = 12m ペナルティーマーク = 8m ペナルティーマークの半径 = 7m
ゴールエリアの縦 = 4m センターサークルの半径 = 7m 任意のマーク = 7m 交代ゾーン = 6m (ハーフウェーラインから両サイドへ3m ずつ)
○ゴール:ジュニア用ゴール
ポストの間隔は5 mで、クロスバーの下端からグラウンドまでの距離は2.15mである。
ゴールは、競技者が負傷しないよう安全に設置しなければならない。
* 少年用サッカーゴールがない場合、フットサルのゴールを2 つ並べて1 つ のゴールとしたり、コーンによって代用することは可能である。その場合、2 つのゴールの中央のポストに当たった場合やコーンの上部の仮想クロスバー下をボ ールの全体が通 過した場合、主審は得点を認める。
○交代ゾーン:自由な選手交代のため、ベンチ側のタッチラインのハーフウェーに6m の交代ゾーンを設ける(ハーフウェーラインを挟んで3m ずつ)。
第2条 ボール
品質と規格
○ボール: サッカー5号球もしくはソサイチ用ボール
第3条 競技者の数
○競技者の数
試合はチームの競技者のうち1人はゴールキーパーである。
試合の最低遂行人数は以下のようにする。
● 11人制サッカーの場合は7人
● 8人制サッカーの場合は6人
● 7人制サッカーの場合は5人
※一方のチームが試合人数に満たない場合、両チーム合意の上、試合を開始することを可能とする。
○選手の交代
試合中に何人でも交代可能。審判に申し出る必要はない。交代要員は退く競技者がフィールドの外に出た後に、ハーフラインからフィールドに入る。退く競技者が出る前に交代要員が入った場合は、ファールとなり交代要員のイエローカード。ペナルティマークから間接フリーキックとなる。
○ゴールキーパーの交代
(1) ボールがアウトオブレーになった時に、主審に通知し、主審の許可を得て交代を行う。
(2) 交代して退くゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところからフィールドの外に出る。
(3) 代わりに入るゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところからフィールドに入る。
第4条 競技者の用具
○安全
競技者は、自分自身あるいは他の競技者に危険となるような用具やその他のもの(宝石類を含む)を身につけてはならない。 ○基本的な用具
競技者が身につけなければならない基本的な用具:
● ジャージまたはシャツ
● ストッキング
● すね当て
● 靴
○めがね
メガネは使用禁止。ただし、強度の高いプラスチック製スポーツグラス・コンタクトレンズは使用できる。
○ゴールキーパー
●それぞれのゴールキーパーは、他の競技者、主審、副審と区別のつく色の服装をする
第5条 審判
主審の権限
それぞれの試合は主審によってコントロールされる。主審は任命された試合に関して、競技規則を施行する一切の権限をもつ。
職権と任務
○主審は競技規則を施行する
○副審、および第3の審判員がいる場合はそれらの審判員と協力して試合をコントロールする
○使用するすべてのボールが第2条の要件に適合していることを確かめる
○競技者の用具が第4条の要件に適合していることを確かめる
○タイムキーパーを務め、また試合の記録をとる
○競技規則のあらゆる違反に対して、主審の判断により試合を停止し、中断し、あるいは打ち切る
○外部からのなんらかの妨害があった場合、試合を停止し、中断し、あるいは打ち切る
○競技者が重傷を負ったと主審が判断した場合は、試合を停止し、負傷者をフィールドから運び出させる。負傷した競技者は、試合が再開された後にのみフィールドに復帰できる。
○競技者の負傷が軽いと主審が判断した場合は、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる
○負傷によって出血した競技者をフィールドから離れさせる。競技者の出血が止まっていることを主審が確認し、主審の合図を受けてから、その競技者は復帰できる
○反則をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった反則を罰する
○競技者が同時に2つ以上の反則を犯した場合は、より重大な反則を罰する
○警告または退場となる反則を犯した競技者に懲戒処置をとる。ただちにこの処置をとる必要はないが、ボールが次のアウトオブプレーになったときに主審はその処置をとらなければならない
○責任ある態度で行動しないチーム役員に対して処置をとり、さらに主審の判断により、役員をフィールドおよびその周辺から立ち退かすことができる
○主審が見ていなかった出来事に関しては、副審の助言によって行動する
○認められていない者がフィールドに入らないようにする
第6条 試合時間
○プレーの時間
試合時間は試合開始前に主催者側によって決定される。
第7条 プレーの開始および再開
○プレーの開始
センターラインより前にボールを出してから開始
キックオフから直接相手のゴールに入った場合、相手にゴールキックが与えられる。
第8条 キックイン(スローイン)
○コーナーからのボールインはキックイン。
○ボールインする地点で、ボールを蹴られる状態から5秒以内にボールをキックインしなければならない。違反した場合は相手ボールとなる。
○キックインを行う競技者は、ボールをキックするとき、ボールをタッチライン上に静止させ、いずれかの足の一部をタッチライン上、またはタッチラインの外のピッチ面につける。
○守備側のチームの競技者は、キックインを行う地点から7m以上離れる
○スローインが行われる地点から相手競技者は2m以上離れる
第9条 得点の方法
○ゴールにボールを入れたチームがその前に競技規則の違反を犯していなければ、両ゴールポストの間とクロスバーの下でボールの全体がゴールラインを越えたとき得点となる。
第10条 オフサイド
○オフサイドルールは適用しない。
第11条 ファウルと不正行為
○公式サッカールールに準ずる
○スライディングはあり。しかし相手を蹴る、またはボールを奪うために相手にタックルをし、ボールへ触れる前に相手に接触した場合は反則となる。
第12条 フリーキック
○相手競技者はボールより7m以上離れなければならない
第13条 ペナルティーキック
○自分のペナルティーエリアの中でボールがインプレー中に犯したとき、相手チームにペナルティーキックを与える。ペナルティーキックから直接得点することができる。
○両ゴールポストの中央から8mで両ゴールポストから等距離のところにペナルティーマークにボールを置き、相手競技者は7m以上離れ、かつペナルティエリアに入ってはいけない。
第14条ゴールクリアランス
ゴールクリアランスは、プレーを再開する方法のひとつである。
ゴールクリアランスから直接得点することはできない。
次のとき、ゴールクリアランスを与える:
○攻撃側のチームの競技者が最後にボールに触れて、地上、空中を問わず、ボールの全体がゴールラインを越え、第9条による得点とならなかった
【進め方】
○守備側チームのゴールキーパーがペナルティーエリア内の任意の地点からボールを投げる
○ボールがインプレーになるまで、相手競技者はペナルティーエリアの外にいる
○ボールが他の競技者に触れるまで、ゴールキーパーはボールを再びプレーしない
○ボールがペナルティーエリアの外に直接投げられたとき、ボールがインプレーとなる
第15条 キーパー
○キーパーはインプレー中にボールをキャッチした場合、5秒以内にスローまたはパントキックできる。
○キーパーは味方競技者からのパスを手でキャッチできない。
○キーパーはゴールラインを越えたアウトオブプレーの後に、ボールをスローできる状態から5秒以内にスローしなければならない。
第16条 5秒ルール
○キーパーはインプレー中にボールをキャッチした場合、5秒以内にスローまたはパントキックできる。
○キーパーはゴールラインを越えたアウトオブプレーの後に、ボールをスローできる状態から5秒以内にスローしなければならない。
○サイドからのスローインはボールをスローできる状態から5秒以内にスローしなければならない。
○コーナーキック、フリーキック共にボールを蹴れる状態になってから5秒以内にキックインしなければならない。
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