第125回 ジビエ 鹿肉は究極のアスリートフード

アスリートフードマイスターの國井克己が
ジビエの謎と誤解を解き、アスリートのためのジビエ活用術をお届けします!

この二ヶ月で17.4%あった体脂肪を11.5%まで落としました。

日常的に身体は動かしていますが、運動量を増やさず食事内容を見直して
肉と野菜中心の食生活に切り替えた成果が出たようです。
12.5%まで落とすとうっすらと割れた腹筋が現れてきます。
久しぶりに自分の腹筋を見ました。
五十路でも腹筋は割れるのです。

さて、食生活の中身は
朝食は軽めにフルーツとゆで卵、カロリーオフの豆乳とマグロお刺身と玄米少々
血糖値を緩やかに上げるために数回に分けて食べます。
起きてすぐにフルーツ、シャワーを浴びてからゆで卵と豆乳、出勤してマグロのお刺身と玄米少々。
このように数回にわけると血糖値は緩やかに上昇し、太りにくくなります。
昼食はUSのアンガスビーフのローストビーフと有機野菜。
野菜から食べます。
夕食は鹿肉の焼肉と有機野菜です。


鹿肉は脂の乗った子鹿のロース。
ゆっくり時間をかけて食べます。
飲食店を営んでいるので少し内容が特殊ですが参考にはなると思います。

前回、書きましたが夏の鹿は脂が乗って美味しい。ジビエの鹿の旬は夏!です。
そして八月九月は子鹿が美味しい季節です。
子羊に通じる美味さがあります。
特に蝦夷鹿の子鹿は本州鹿に比べて固体が大きいので食べ応えがあります。
ロースと云えど脂が乗っていますが口の中で解けてしまうぐらい融点が低い脂で必須脂肪酸をふんだんに含んだアスリートの為の脂です。
ほぼ毎日、約二ヶ月この内容の食事を続けました。
味付けは変えましたが糖質や脂質を含んだソースは使いませんでした。
一日に食べた肉の総量は約500グラム昼250夜250ぐらいです。
今回は通っているスポーツジムの体脂肪キャンペーンにあわせてダイエットしてみましたが、ストレス無く体脂肪を落とすことが出来ました。
肉はとても優れたダイエットフード!その中でもジビエ 鹿はまさに究極のダイエットフードです。
牛や豚に比べても栄養素は郡を抜き豊富です。特に蝦夷鹿は圧倒的に鉄分も多い。
今まで市場に流通していた鹿肉は臭い硬い不味いの三拍子が多かったのですが、これは食肉として丁寧に扱われていなかったために肉に様々なダメージがあった為です。
近年、我々ハンターの世代交代が始まっていて、とても肉を丁寧に扱う人が増えています。
そして市場に美味いジビエを流通させる努力をしています。先日、京都丹波の猟師さんの施設を見学させてもらいましたが、下手な牛豚の精肉店よりも遥かに近代的で清潔でした。
ジビエは変わろうとしています。
昨今の肉ブーム、東京、大阪、新潟で肉フェスと言うイベントが開催され、期間中50万人以上の来客があった会場も!
そして、このコラムが掲載されている今も東京と三重県ナガシマリゾートで肉フェスが開催されています。
僕は三重ナガシマリゾートの肉フェスに出店しています。
唯一のジビエの専門店として、
ジビエは究極のアスリートフードであること
ジビエは臭くもないし、硬くもない、とても食べやすい食材であることを猟師の代表として
肉フェス会場で啓蒙しています。
興味のある方は是非!ご来場ください。

●アスリートフードマイスター
國井 克己 (くにいかつき)
飲食店主であり猟師でもある。
ジビエの捕獲から調理販売までこなすジビエのエキスパート。
猟期は愛犬を従え山を駆け巡りジビエの調達をしています。
トレーニング暦は三十年、年間平均体脂肪は10パーセント。
ジビエを使ったアスリートの食事指導と提供も行っています。

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