ジュニア・アスリートフードマイスターの本田景子が
「食・健康・美」をテーマに、気軽に取り入れられる方法を紹介します!
夏間近!既に夏バテを起こしている方もいるのではないでしょうか。冷たい物ばかり体に取り込んでいると内臓が冷えて消化力・免疫力が低下し夏バテを引き起こします。腸内環境が悪化すると免疫力が低下します。悪化の原因はストレスや食べ過ぎなどがありますが、食べ物や生活習慣によっても改善することが出来ますので、免疫力の低下やアレルギーなどの症状がある場合には腸内環境に目を向けてみてはいかがでしょうか。バテた体では結果を出すことが出来ませんので、暑さに負けない強い体作りを心掛けましょう!
腸内環境って何?
私たちの腸内には様々な細菌が住んでおり、大きく分けて三種類の菌が住んでいます。この三種類の細菌は善玉菌、悪玉菌、日和菌のバランスによって腸の働きや身体の健康状態が左右されます。この腸内にいる細菌のバランスを腸内環境と言います。善玉菌が多い状態だと腸内環境が良くなり免疫力UP、そして血液がさらさらになります。また、腸内環境が良い状態だと消化も早くなり、栄養素の吸収も良くなります。お通じも良くなり健康的な肌を作ることが出来る様になります。逆に悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなってしまうと、肌荒れを引き起こしたり、アレルギー反応が出やすくなったり、また体調悪化に繋がったりします。
腸内環境悪化の原因
腸内環境が悪化する要因は主に2つの原因が考えられます。「食べ過ぎ」か「ストレス」です。現代人の腸内環境悪化の中で、特に肉類の食べ過ぎがもっとも大きな割合を占めていると言われています。そもそも日本人は肉を食べる量が少なかった為、身体が肉を消化するのに時間がかかる人が多いです。肉の摂取量が多過ぎると、腸内で消化するのに時間がかかってしまうために腸内の悪玉菌が増えてしまい、腸内環境を悪化させます。また、全体的に食べ過ぎたことでも消化に時間がかかってしまい、腸内環境が悪化してしまいます。また、ストレスも腸内環境を悪化させる原因のひとつです。大きなストレスを受けてしまうと腸がけいれんしてしまい、本来の働きを失って便秘になりやすくなります。そのため、悪玉菌が繁殖してしまい結果として腸内環境が悪化してしまうのです。
腸内環境を整える効果的な食事
代表的な食べ物としてはヨーグルトや納豆などの善玉乳酸菌が含まれている物ですが、今回オススメしたいのが「緑豆」です。細胞の老化や癌の発生を抑えたり、骨を丈夫にする作用があると言われています。また、貧血や便秘の改善に有用とされます。その他、動脈硬化や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の予防にも役立つと言われています。含有される成分では、食物繊維やカリウム、鉄、ビタミンB1、カルシウムなどがあります。食物繊維は腸内において老廃物や有害物質、コレステロール、糖質の吸収を阻害し、その排泄を促す作用があるため、癌や動脈硬化、糖尿病の予防に役立つと考えられています。また、腸内で善玉菌が増えるのを活発化させる働きがあると言われていることから、腸内環境に対して有用に働きかけます。カリウムは体内の余分なナトリウムが体外へ出て行くのを促す作用があるので高血圧の予防に有用です。ビタミンB1は糖質代謝に関与していることから疲労回復やスタミナ増強に繋がります。カルシウムは骨を丈夫にしたりストレスを解消する働きがあると言われており、鉄分は貧血の改善に役立つとされます。
この様に様々な効能がある緑豆、ぜひ積極的に取り入れたいものです。
オススメな食べ方は緑豆ご飯と緑豆茶です。
ご飯に緑豆を混ぜて炊くだけ、緑豆に熱湯を注ぎ一晩おいてから飲むだけ、と言う簡単な物なのでぜひ試してみて下さい。緑豆のデトックス作用で美肌にも効果がありますよ。
花粉症の改善
腸内環境を良くさせることで花粉症を改善させることができる様になります。花粉症は杉の花粉によって引き起こされる免疫の異常によって引き起こされるのですが、その免疫細胞の70~80パーセントが腸内にあるとされています。花粉症は運動のパフォーマンスにも影響を及ぼすことがあるので、免疫力を高めて花粉症を予防しましょう。逆に避けた方が良い食品としては白砂糖、アルコール、冷たい飲み物などは腸内環境を悪化させて花粉症の症状を出やすくさせてしまうので意識して摂取を控えましょう。
腸が健康だと血液循環が良くなり代謝がUPします。そしてそれが運動パフォーマンスUPにも繋がりますので、ぜひ健康な腸を手に入れる生活を日頃から心掛けてみて下さいね。
●ジュニア・アスリートフードマイスター
本田 景子 (ほんだ けいこ)
ダンス歴24年。4歳からクラシックバレエを始め、大学からジャズ、ヒップホップなどダンスのジャンルを広げる。
社会人になってからチアリーダーオーディションに合格。
商社で働きながら、プロスポーツ応援のチアリーダーをしている。アメリカNFLのチアリーダーオーディションに挑戦経験あり。未だその夢を諦めていない。腰を痛めたことから自信の体調管理や身体作りのために資格を取得。
美Bodyを手に入れるために毎日行っていることは、体幹トレーニングと良質な油を摂取すること。
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