ジュニア・アスリートフードマイスターの嶋根理恵が
「スポーツ」「食事」「健康」をキーワードに役立つ情報をお届けします!
皆さんは、日々の食事をバランスよくとれていますか。
前回は(第92回では)、アスリートにとって必要なバランスのとれた食事を栄養素から考えてみましたが、今回は、食事で考える実践編!
先日、『アスリートの「個食化」』という記事に出会いました。
宿舎でチームで食事をすることが減り、短時間で食事を済ませ、各々の部屋にこもってしまう選手が多くなってきている、という内容。
チームのコミュニケーション不足につながるのと同時に、食事においては、量や質に影響しているそうです。
各家庭においても似たような状況は起きているのではないでしょうか。
近年のインターネット普及による生活変化、多忙さなどによって「個」の生活体系となっているように思います。
食卓では、1人で食事をすることが増え、食事は簡素になっていく。
また手軽に、安価に食事を買える環境なども相まって食事に興味を持たない人が増えているようです。
皆さんの中にも食事をコンビニエンスストアなどの店舗で購入したり、外食をする機会が多い方もいるのではないでしょうか。
こうした「個食化」は、単品食になる傾向があると思います。
一汁三菜の和食は、バランスのとれた理想的な食事だと言われています。
対照的に、何も考慮せずに単品の食事をすることは、アンバランスな食事になっている可能性があります。
では、単品食をバランスのとれた食事にするにはどうしたら良いでしょうか。
厚生労働省より日本人の長寿を支える「健康な食事」のマークが発表されました。
主な料理の組み合わせを容易にできるマークをコンビニエンスストア、スーパーマーケット、宅配等で手軽に入手できる料理につけ、「健康な食事」つまり「バランスのとれた食事」を手軽にとることができるようにしようという取り組みにより考案されたそうです。
2015年4月からの運用開始をめざしているとのこと。
【基本形 3つの料理の組み合わせの場合】
●主食(黄):炭水化物、食物繊維の適切な摂取
●主菜(赤):たんぱく質、脂質の適切な摂取
●副菜(緑):ビタミンやカリウムなどのミネラル、食物繊維の適切な摂取
(厚生労働省資料より)
より詳細な情報については、厚生労働省のHPをご参照頂ければと思います。
(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000061477.pdf)
このように炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラルの栄養素を食事と結び付けて考えること、
3色をそろえるというモチベーションが生まれて習慣化することが、
重要なポイントだと考えます。
アスリートは、これに加えて量やカロリーについて考慮しながら、
店舗で買った食事のみならず、普段の食事でも意識し活用してみてはいかがでしょうか。
意識すると、単品食は一汁三菜に負けない食事になり得ます。
例えば
左が【ざるうどん】、右がアップグレードさせた【納豆サラダうどん】です。
【ざるうどん】
うどん <炭水化物(黄)>
【納豆サラダうどん】
うどん <炭水化物(黄)>
+ 納豆、たまご <たんぱく質(赤)>
+ サラダ(わかめ、キュウリ、トマト、ごま) <ビタミン・ミネラル(緑)>
その他でも
パンでしたら、たまごやサラダを挟んでサンドウィッチに。
ラーメンやパスタは、具だくさんに。
カレーライスの場合は、具に野菜をたくさん加え、たまごを加えたり、カツカレーにしたり。
ちょっとしたアップグレードで、バランスのとれた単品食にすることができます。
食が細かったり、疲労で食欲が湧かない時などにも活用してみて下さい。
アスリートにとって、日々の食事は「食トレ」とも言えるかもしれません。
わずかな工夫を日々の習慣として、無理なく身になる食事をしていっていただきたいです。
食事の質アップを競技のパフォーマンスアップにつなげてみてください。
●ジュニア・アスリートフードマイスター
嶋根 理恵 (しまねりえ)
Hula歴10年以上、ウォーキング歴2年。ハンドボール熱血応援歴10年以上。
スポーツ・報道・国際系番組制作会社勤務後、専業主婦に。
製薬会社に勤務する夫の影響で、国内・世界各国における健康へのアプローチを見聞し、「食」と「健康」を考えるように。
食事・栄養面でのサポートで「スポーツの力」の一翼を担いたいという思いから「アスリートのための食事学」を学び始めました。
ジュニア・アスリートフードマイスターの知識と主婦力を家庭の食卓に生かしながら研鑽を積んでいます。
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