第114回 バテバテ禁止!!暑さに負けない熱いアスリート!!

ジュニア・アスリートフードマイスターの酒井優が
ベストパフォーマンスを維持する“スポーツのための食事”についてお伝えします。

こんにちは。
ジュニアアスリートフードマイスターの酒井優です。

 暖かくというよりも、暑くなってきましたね。外でのトレーニングも増えてくることと思います。熱中症には皆さん要注意!!2歳になる我が子も、お休みの日に一緒に公園で遊ぶと、途中自ら水道のところへ行き、がぶ飲み!!

母として、“逞しい”の一言です。高校生が部活中に水分補給する姿を重ねてしまいます(笑)

 さて、水分補給には正しいタイミングと量があります。
私が柔道の現役選手として活動していたときは、2ℓのペットボトルに半分水を入れて凍らせておいたものに水を追加し、道場の片隅に置いて各自飲みたいときに飲みたいだけ飲んでいましたね。女子の少ない部だったので、もちろん男子と回し飲み…素敵な思い出です。

 ということで、正しい知識はアスリート本人だけでなく、サポーター(マネージャー)にとっても大切。是非、覚えていてください。

 “何を飲むか”“タイミング”“量”がとっても大切で、これもパフォーマンス向上につながります。汗をかいて体内の血液中の水分が減ると血液がドロドロの状態になり循環が悪くなります。そうなると、酸素や栄養のめぐりが悪化してしまい、運動能力の低下や体の反応が鈍くなります。ボーっとしていると、ケガにつながっちゃいますよ!!

 トレーニング中に「のどが乾いたぁ」と思うと一度にたくさんの水分をとるとお腹が痛くなったり、体がだるくなったりしてしまうことがあります。(私は一気飲み派でした。笑)

ポイントは、
●トレーニングを始める30分前に250~500mlを何回かに分けて飲む
●トレーニング中は20~30分ごとに1口~200ml程度を飲む
●トレーニング後は減った体重分を補うように何回かに分けて飲む

 トレーニングに集中しているとなかなか難しいと思いますが、“のどが渇いた”と感じる前の補給を心がけてください。
※最適の水分の“質”については、次回の掲載が8月という真夏の予定なのでその時に♪

ドーンっと視覚でモチベーションをあげてください!!

スタミナ丼です。
夏に限らず、バテバテ予防に是非摂取していただきたい食材が盛り込まれています。

【材料(2人分)】
・豚挽き肉 200g
・ニラ 1束
・玉ねぎ 1/2個
・ごま油 大匙
・すりおろしにんにく お好み量
・すりおろししょうが お好み量
・料理酒 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・醤油 大さじ1.5
・オイスターソース 少々
・豆板醤 お好みで
・卵黄 2個

作り方は簡単です。
ニラと玉ねぎは適当な大きさに切り、フライパンにごま油を熱し食材を全て炒めて調味、ご飯に盛り付けたら卵黄をポンッ♪

 豚肉は疲労回復のビタミンと言われる“ビタミンB1”が豊富です。身体全体の細胞を活発に働かせる原動力になります。ニラも同様に“ビタミンB1”のほかにエネルギー代謝を促進する“ビタミンB2”、貧血を予防する“鉄分”などが含まれています。それらに、にんにくやしょうがといった精力UP調味料たちと栄養価の優等生である卵黄が加われば最強ですよね。玉ねぎの甘みが美味しさを引き立ててくれます。

 水分ガッツリではなく、スタミナ丼をガッツリ食べて、暑さに負けないアスリートでありましょう。

 私事ですが、かれこれ10年以上前にした柔道弐段の証書と講道館会員証をついに再交付いたしました。(無くしちゃってたんです…。)アドバイザーとしてだけではなく、現役復帰も目前かもしれません。自転車のタイヤチューブをGETして、まずは一人打ち込みから始めようかなと思っています。

 アスリートに年齢もブランクも関係ありません。
「母でも金」とまでは言えませんが、私も皆さんに負けないぐらいスポーツを楽しみたいと思います。

●ジュニア・アスリートフードマイスター
酒井 優 (さかい ゆう)
中学・高校と柔道の現役選手として、減量とパフォーマンス維持の難しさに直面しながら戦ってきました。ストイックに追い込むことが強さと思っていた時もありましたが、やはり“美味しい”という気持ちは人にとってとても大切で、アスリートも然りです。健康的にスポーツを楽しむ事を追及すると共に、健康的・魅力的なカラダは食事から作られると考え、大学では栄養学を専攻し栄養士を取得しました。現在は二児の母で、保育園に勤務し毎日子供たちに囲まれて過ごしています。
ブログ http://ameblo.jp/sakai1227/

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