ジュニア・アスリートフードマイスターの立花夢果が
生活に身近に取り入れられるアスリートフード入門をお伝えします。
みなさんこんにちは!立花夢果です。八月も半ばを過ぎましたが毎日暑いですね。
私にとっての夏は、九月初めに誕生日を迎えるので毎年バースデーライブを企画・主催している為、今はその準備の追い込みの時期。従って毎年夏には体重がどんどん減ってしまいます。体力的だけではなく、ストレスやプレッシャーなど精神的なことも大きいのですよね。胃が痛くなり食欲不振に陥ることもあるんですよ。
スポーツ選手も私と同じく、多くのストレスを抱える方も多いのではないでしょうか。特に夏は暑さで食が進まなかったり、体力が消耗したりしやすい時期。次第にパワー不足になってしまいます。激痩せはアスリートにとっては大敵です。
みなさんはご自分のベスト体重を知っていますか?!アスリートにとってのベスト体重とは、標準体重などとは違い個人がベストなパフォーマンスをするのに適した体重です。自分で日々動いてみてベストな体重を把握しておいた方がよいでしょう。体重測定は毎日起床後と夜寝る前の2回。このタイミングが食事や排泄などで体重の変化を受けにくく、より正確な体重が把握できる時間とされています。ぜひ体重測定を習慣づけてみてください。
さて、食欲不振で痩せてしまいがちな暑い季節。私がオススメしたいのはカレーです。カレーは簡単に作れて、それぞれの家庭の味があるかと思いますし、嫌いな方も少ないと思います。カレーの香辛料は食欲増進作用があり、手軽に一皿で主食・おかず・野菜が食べられ栄養バランスもよく、野菜を煮ていることから消化もいいです。
一時期大リーグで活躍しているイチロー選手が毎日朝カレーを食べていた!という事や、田中将大投手が朝カレーのCMをやっていた事で「朝カレー」が話題になりましたね。カレーのスパイスは神経を刺激、興奮させ体を目覚めさせてくれるので朝に食べるとよいのです。
そしてストレス抑制効果もあるんですよ!体にストレスがかかると血管が収縮し血流が滞り、活性酸素が血液中に溜まり体内が酸化されガンや生活習慣病などを引き起こす原因になります。カレーのスパイスのターメリックに含まれているクルクミンという成分は、活性酸素を取り除く作用があると最近分かったそうです。カレーのスパイスで緊張をほぐし、脳の血流がよくなり集中力も高まるのです。また、コリアンダーは食欲増進や消化を助ける胃の健康を保つ効果や、精神を安定させる効果があります。ストレスで胃が痛くなる私にもピッタリです!そんな訳で、私はよくカレーを食べるようになりました!!
たっぷり夏野菜カレー☆作り方:(材料は適量で^^)
- じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、カボチャは適度な大きさに切った後、レンジで加熱しておくと後で早く火が通りやすい。
- ブロッコリーは塩ゆで、豚肉(ヒレ)は湯通しして脂抜き。パプリカ(赤・黄色)は一口大に切る。
- 輪切りしたナスとカボチャは、フライパンで炒めた後、少量の塩で味をつけておく。
- 鍋にサラダ油を熱し、ブロッコリー以外の野菜を軽く炒めた後、水とカレールー、擦ったしょうがを少々、豚肉を入れて煮込む。
- 野菜が柔らかくなったら火を止め、ブロッコリーを入れ混ぜる。ご飯の上にナスとカボチャを飾り完成!
ポイント:
- ナス・カボチャ・パプリカは夏の旬の野菜です。旬のものは栄養価が高いので、どんどん摂り入れましょう!
- パプリカ・じゃがいも・ブロッコリー、カボチャは、風邪予防、疲労回復、肌荒れなどに効果があるビタミンCが豊富。特にパプリカはピーマンの倍以上。赤色のものは3分の1で一日量が摂れる。
- なすは温まった体温を下げる作用がある。夏バテに効くと言われていて夏を乗り切るのに最適な食材。
- 隠し味で入れたしょうがも、食欲が出る工夫です。
- カレーのスパイスの成分は熱で揮発するので、ルーを入れてからは煮込みすぎない方がよいです。
もちろんアスリートはカレーライスだけでは消費したカロリーや栄養分を補えないのですが、カレーのスパイスによって食欲が湧き他の副菜も食べやすくなります。ソテーや野菜炒めにカレー粉を使うのもオススメです!
カレーは大変優れたアスリート食といえます。彩り鮮やかな夏野菜カレーでベスト体重をキープし、厳しい夏を乗り切りましょう!
●ジュニア・アスリートフードマイスター
立花 夢果 (たちばな ゆめか)
『弾丸☆野球シンガー』をキャッチフレーズに、主に関東でライブ活動中。
短大の食物栄養学科を卒業。食品科学技術認定、中級バイオ技術認定などの、食品や研究に関する資格を持つ。
趣味はスポーツ観戦(特に野球と相撲)。野球知識検定4級を取得。
野球のイベントやラジオ、雑誌などに出演歴多数。歌手の傍ら食の知識や特技の料理を生かし、飲食業にも関わっている。
アスリートの「食」という違った視点からもスポーツを知りたくて、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得。
ブログ http://ameblo.jp/yumeca6/
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