ジュニア・アスリートフードマイスターの酒井優が
ベストパフォーマンスを維持する“スポーツのための食事”についてお伝えします。
こんにちは。ジュニアアスリートマイスター酒井優です。
さて10月末です。
これから寒くなりますね…極度の冷え性の私にとっては“恐怖”の一言です(涙)
冬は代謝が落ち、筋肉も硬くなりがちです。体が強張っていると、捻挫や骨折等のケガにつながりやすいので注意が必要です。
そこで今回は、体を芯から温める食事についてお話させていただきたいと思います。それは、発熱作用が高いメニューということです。
体を温めるにも、やはり一番大切なのは“タンパク質”!!タンパク質+血行促進食材で体を温めていきましょう。
では、体を温める食材とは?
【ねぎ・しょうが・とうがらし・ニラ・にんにく】等が第一に考えられます。これらは、主に調味の際に用いられるものです。普段、“隠し味”とされている彼らが冬に本領発揮するのです!
もちろん、他にも【かぼちゃ・たまねぎ・大根・かぶ・ごぼう・白菜・人参・芋類・ブロッコリー・ピーマン】等の食材も体を温める効能があります。ですが、今回は“調味”についてお話させていただきたいと思います。
私が体を温める料理として卵・肉・魚等に何をプラスするかと考える時、“韓国食材”が一番に思いつきます。キムチやコチジャンです!
【キムチ】
韓国キムチは世界5大健康食品に選定されています。キムチは白菜や大根を塩漬けした後、唐辛子粉・ニンニク・生姜・塩辛などの薬味で和えて熟成させた発酵食品です。いろいろな野菜で作られたキムチは、低カロリーにも関わらず、食物繊維が豊富でビタミンC・βカロチン・ビタミンB郡をはじめカルシウム・鉄分・リンなどの各種ビタミンと無機質の供給源でもあります。
【コチュジャン】
韓国の食文化を代表する伝統発酵食品の一つです。米・麦などでもっちりと炊いたご飯や米粉、あるいは粥に、大豆麹粉・唐辛子粉・塩を混ぜて作った赤くて辛い調味料をいいます。タンパク質・ビタミンB2・ビタミンC・カロチンなど、人体に有益な栄養成分をたっぷり含み、なおかつ辛みの主成分であるカプサイシンは抗菌作用だけではなく、老廃物の排出促進、風邪などの疾病予防・治療に効果があり、新陳代謝を活発にしてくれます。
それでは、今回のレシピをご紹介します。
【キムチチャーハン】
(2人分)
温かいご飯 軽くお茶碗2杯分
キムチ 100〜120g
卵 2個
豚肉 60〜70g
ネギ 1本
炒め油 大さじ2
塩・コショウ 適量
醤油 大さじ1
【スンドゥブ】
(2人分)
卵 2個
絹ごし豆腐 1丁
あさり 10個ほど
タラ 2切り身
ネギ 1/2本
水 500cc
ごま油 大さじ1
コチュジャン 大さじ1
粉唐辛子 大さじ1
ネギみじん切り 大さじ1
砂糖 小さじ1
おろしニンニク 小さじ1
鶏がらだし 大さじ1
醤油 大さじ1
お酒 小さじ2
※豚肉が使われることが多いですが、今回はタンパク質豊富なタラを代用いたしました。タラは脂肪分が少なく、消化の良い食材です。含まれるビタミンAが風邪予防にも効果を発揮してくれます。魚類の中でもビタミンDが比較的多く、カルシウムやリンなどの吸収率を高め、骨を丈夫にする手助けをしてくれます。
※アサリは鉄分やビタミンB12を多く含み、貧血予防に有効です。タウリンの他、鉄や亜鉛などのミネラルを豊富に含み、滋養強壮にも効果があります。
前回はメンタル的な内容が濃くなってしまったので、今回はきちんとお話しさせていただきました。私事ですが転職して3ヶ月、まだまだ慣れず、毎日キャーキャーしています(笑)結構ハードなので、辞めていく方も多く…私も何度かくじけそうにもなりましたが…『逃げる事は楽。向き合う事が大切。』と言い聞かせ、ここで学びたい、経験したいと思っています。置かれた場所で咲きたいと、ポジティヴに考え、強く優しい人間に成長していきたいと思います。
皆さんも、日々悩み大変な事も多いかと思いますが、目標に向けて前に進んでいっていただきたいと思います。そして、『食事もトレーニング』の意識を忘れないでいてくださったら嬉しいです。ありがとうございました。
●ジュニア・アスリートフードマイスター
酒井 優 (さかい ゆう)
中学・高校と柔道の現役選手として、減量とパフォーマンス維持の難しさに直面しながら戦ってきました。ストイックに追い込むことが強さと思っていた時もありましたが、やはり“美味しい”という気持ちは人にとってとても大切で、アスリートも然りです。健康的にスポーツを楽しむ事を追及すると共に、健康的・魅力的なカラダは食事から作られると考え、大学では栄養学を専攻し栄養士を取得しました。現在は二児の母で、保育園に勤務し毎日子供たちに囲まれて過ごしています。
ブログ http://ameblo.jp/sakai1227/
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