アスリートフードマイスター 江川 聡が
「健康食」をテーマに皆様にお伝えします!
アスリートにとって大切な筋肉。パフォーマンスをあげるためにしっかりと身に着けたいですよね。
筋肉をつけるためにはまずは運動。そして筋肉痛が来たらおめでとう!筋肉を超回復させるために原料となるたんぱく質をしっかり摂ります。
たんぱく質がいかに必要かということは皆さんご存知かと思います。ここで私が提案したいことは、摂り過ぎに注意!ということなのです。
脂肪分を摂り過ぎると太ることはご存知かと思います。
糖分を摂り過ぎると太ったり糖尿になります。
塩分は?高血圧になりますよね。
たんぱく質だって摂り過ぎると良くないことはご存知でしたか?
普段の食事からご飯や麺などの炭水化物は控えめにして、その分のカロリーをたんぱく質で補う低炭水化物高タンパク質食を実践されている方がいらっしゃいます。実際私もやっていました。太りたくないから、筋肉をつけたいから、炭水化物のカロリーの分もお肉を食べる!と。
体は血液を濾過し不要物を尿に溶かして排泄させますが、腎臓は血中のタンパク質を尿へ排泄しないようにフィルターとして働いています。
過剰なたんぱく質は腎臓に負担を与え、オーバーワークによる腎臓の故障というリスクを生んでしまいます。
すでに腎臓に悪影響が出ている方は特に要注が必要です。
現在は全く問題ない方でも将来のために日常から多量に摂取するのは控えるのが懸命です。たんぱく質制限を医師から言われた方は大変ですよ。お肉は勿論ご飯さえも制限が課せられてしまいます。好きな食べ物を口にできない辛さは大変なものです。
何事にもメリハリが必要で、たんぱく質は必要なときにだけ多めに摂ってあげればいい。
ではいつ必要なのか。
運動をした後と筋肉痛が起きている時にたんぱく質を倍ほどにふやした高タンパク食をいただきましょう。通常では体重60kgの方で一日あたりたんぱく質を60g。必要事でその倍ですね。
その時以外は一汁三菜を基本としてご飯やパンなど炭水化物を主食にバランスのとれた食事を摂りましょう。
健康は失って初めて気づくもので、健康なうちは無理をしがち。将来においても運動を楽しみ、おいしい食事を楽しみ続けるためには健康なうちから健康を失わないように努めることが大切です。
他人事だとは思わず毎日の食事メニューには気を配ってくださいね。
暑い季節がやってきましたし夏バテ防止にもなるビタミンB1やB2が豊富な豚肉を使った料理を紹介します。
雑穀ごはん
豚肉のしょうが焼き
南瓜と茄子の煮物
プチトマトときゅうり、ニンジン、レタスのサラダ
果物にはスイカ
写真には撮りそこねましたが飲むヨーグルトもプラス。
たんぱく質は一食50gほどあります。
一汁三菜を基本に主菜には豚肉を増量して200g使用していますが、スポーツをバリバリされている方は更に100gほどプラスされてもいいかもしれません。
●アスリートフードマイスター
江川 聡(えがわさとし)
和歌山県で薬局を経営している江川聡です。服薬指導を行う薬剤師であり、トライアスロン、ボルダリングに挑戦する“たたかう薬剤師”。サポーターとアスリートの両視点から食と運動のアドバイス。病気や薬、サプリ、トータルにサポートできるアスリートフードマイスターを目指しています。
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