第12回 紫外線に勝つ!食事

ジュニア・アスリートフードマイスター 吉野 ユリ子が
女性アスリートのための食と美容術をテーマに皆様にお伝えします!

「女性アスリートの美容と食」をテーマにコラムを担当しています、ジュニア・アスリートフードマイスターの吉野ユリ子です。今回は、アウトドアで競技を行う女性アスリートの悩みの種、「紫外線」対策を考えてみました。こんな季節から?と思うかもしれませんが、紫外線量は3月から次第に上昇し、5月にピークを迎えます。まさに今から、対策を始めましょう。

一般の女性よりも屋外にいる時間が多くなりがちなアスリート。しかも日傘を差したり木陰を探したり、なんてことは叶いません。小麦色の肌は健康的に見えるから、と全く気にしないアスリートもいますが、紫外線による炎症はエネルギーを奪い、パフォーマンスを低下させますし、シミやシワ、たるみの原因にもなります。一般の女性より、すっぴんを晒すシーンも多いのですから、ぜひとも美肌をキープして、肉体だけでなく「肌も健康なアスリート」を目指しましょう。

日焼けに効果があるのは、ビタミンC。ピーマンやブロッコリーなどの野菜、イチゴやかんきつ類などの果物に多く含まれます。ビタミンCは抗酸化作用もあるので、活性酸素の生成量が多くなりがちなアスリートはぜひ摂取したい栄養素です。抗酸化作用のある栄養素としては他にビタミンAやE、βカロテンなどが挙げられます。卵黄、鮭やブリなどの魚、ニンジンやほうれん草などの緑黄色野菜、ピーナッツやアーモンドなどの豆類がそれに該当し、肌のアンチエイジングにも効果も発揮します。

例えば炒飯も、少し食材を意識するだけで紫外線対策メニューに。こちらは卵にニンジン、ピーマン、ほうれん草に、鮭、そしてアーモンドとクルミを刻んだもの、ゴマを入れてみました。ナッツ類は香ばしい味がプラスされ、噛み応えが出て満足感も高まります。これにアボカドやトマトのサラダ、イチゴやグレープフルーツなどのデザートを添えればばっちりです。

これからの季節、陽射しに負けない、健やかな体と肌のために、3度の食事の力を活用しましょう!

●ジュニア・アスリートフードマイスター
吉野 ユリ子(よしのゆりこ)
ライフスタイルジャーナリスト&エディター。女性誌編集を経てフリーに。ウェルネス、スポーツ、美容、食などの分野で広告・雑誌などにて活動。心身の健康美のための情報や発想を提案。トライアスロンチーム「cherry組」所属。

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