アスリートフードマイスター 江川 聡が
「サプリ・健康食」をテーマに皆様にお伝えします!
マラソンの練習や大会を終えた後は“バランスの良い食事”を1時間の間に済ませることが大切と言われます。どんな食事が良いのでしょうか。
日本食の基本原則たる一汁三菜を基本とすること。
更に必要な成分を加え、不要な成分を減らす事がポイントとなりますね。
加えるべき成分を2つほど。
一つめは糖質。長時間の運動により燃料である糖質やグリコーゲンが消費されてしまっています。
ハンガーノックをおこしてしまった方は枯渇している可能性がありますから特にしっかり取る必要がありますね。
二つ目はたんぱく質。消耗した筋肉を再構築させるために必要です。
調理方法にも一工夫加えたほうが良いかと思われます。
ここで逆に減らす成分として脂質が挙げられます。
風邪を引いて弱っている所にこってりした料理がしんどいように、運動した後は胃腸の働きが弱っていますので、あっさりした部位や調理法を選んだほうがいいですね。
マラソン後に和食のレストランに入ってあっさり和食メニュー+αを注文してはいがかでしょうか。
ご飯は大盛り。鶏肉の和風おろしポン酢、味噌汁、かぼちゃの煮付け、ほうれん草のおひたし。果物、牛乳やヨーグルトもいいですね。
大根おろしは消化酵素も含んでいますから、胃腸の負担を軽くしてくれます。
あ、祝杯は水分をたっぷり摂った後にしましょうね。汗で水分が失われて尿酸が濃縮されていますよ!
実際に大会を終えてすぐご飯を食べにいくのは難しいかもしれません。ですから運動直後にサプリメントを補給しておくのがベターです。まず糖質はスポーツドリンクを飲むのがおすすめですね。汗で失われたミネラルも補給できます。たんぱく質は最近ちょっと面白いサプリが発売されました。顆粒のプロテインで一回ごとの個包装になっており、口に含んで水を飲むとさらりと溶けて容易に飲み込めるのですね。低脂肪&低カロリー、バニラ味で美味しいです。
食事につなげるまでの一工夫をしてあげましょう。
●アスリートフードマイスター
江川 聡(えがわさとし)
和歌山県で薬局を経営している江川聡です。服薬指導を行う薬剤師であり、トライアスロン、ボルダリングに挑戦する“たたかう薬剤師”。サポーターとアスリートの両視点から食と運動のアドバイス。病気や薬、サプリ、トータルにサポートできるアスリートフードマイスターを目指しています。
アスリートフードマイスター養成講座はこちら>