第4回 レース当日の朝食

ジュニア・アスリートフードマイスター 平田 実がランナーである
自分の体験を通して皆様に役立つ、すぐ実践したくなる情報をお伝えします。

ジュニア・アスリートフードマイスター 平田 実がランナーである自分の体験を通して皆様に役立つ、すぐ実践したくなる情報をお伝えします。今回は「レース当日の朝食」についてお話します。

ジュニア・アスリートフードマイスターの平田実です。初めてフルマラソンに出場したとき(2004年・長野)、沿道の温かい応援を受けて感涙。「人生の記念に…」と1度だけのつもりで参加したフルマラソンに今でも参加し続けています。走歴10年。ベストタイムは、3時間11分34秒です。野菜ソムリエでもある私がどのようにして食べ物の力を活かしているか、また、レース準備の際に皆さんの参考になりそうなことなど、体験談を交えてお伝えしていきます。

まずは、レース当日の朝食からです。レース当日の朝食準備をするための必要事項は、次の5つです。①エネルギー源である糖質中心の献立にする。 ②栄養素を効率よく利用できるビタミン・ミネラル類を含んだ食材を少量含める。 ③消化の良いものを選ぶ。 ④腸内でガスが発生させ、腹痛の原因となるものは避ける(食物繊維の多い食材・乳製品など)。 ⑤脂質の多いものは避ける(油には、胃の運動を抑制する働きがあるため)。

重要なのは、実際に自分が食べようと考えているものを、レース前に何度か試すこと。
①食べる品目 ②食べる量 ③スタート何時間前に食事を済ませれば、快適に走れるか? 
この3点を、上記の必要事項を踏まえ、練習を通じて自分の力で導き出す必要があります。なぜなら、食習慣や胃腸の強さは人それぞれだからです。例えば、普段朝食を食べない人が、「レースに参加するために…」と朝食を食べようとしても思うようにいかないでしょう。お腹が空く時間は、その人の食習慣で決まるからです。朝食をしっかり食べてレースに臨みたいなら、朝食を食べる習慣づけから始めなければなりません。

私は、食べたものをきちんと消化させるため、スタート4時間前までに朝食を食べ終えます。もし、1時間前に空腹感があったら、エネルギージェル、バナナ、大福のどれかで対応。40分前にアミノ酸(BCAA)を飲んで準備完了です。これは、私が実際のレースでの経験やロング走の練習時などに色々試してみて、「私の場合、朝食をしっかり食べたほうが快適に走れる」ことを、身をもって感じたからです。

「自分の力を最大限に発揮できる糖質源は、米?うどん?もち?それとも、パスタ?」「糖質源と一緒に食べるとしたら、何がいいだろう?」試行錯誤を経て、自分にとってベストな朝食メニューを作ることができるようになれば、「朝、これを食べると調子が良い!」という食材を食べてレースに臨めます。レースに向けての不安が一つ解消されますよ♪

〓 参考 〓
2012年4月の長野マラソンの時に私が食べた朝食を再現してみました。
遠征先では自炊できないので、使用する食材に制限があり、いつも苦労します…。

◇ おにぎり2つ (うるち米ともち米の組み合わせにして、食べていて飽きないように。)
◇ ゆで卵(たんぱく質が胃腸で分解する時に発生する熱で、身体が温まるのを期待して。)
◇ 玄米フレーク (ビタミンB1補給と、摂取する糖質の総量を調整するために使用。)
◇ ほうれん草の胡麻和え (カロテンや鉄分などのビタミン・ミネラル補給のため、少々。)
◇ 黒にんにく(にんにくを熟成発酵して辛みと臭いを和らげ、にんにく本来の甘みを引き
出したもの。アリシンという成分が、ビタミンB1の働きを高める。青森食材のイベントで
見つけて以来、フルマラソンの時の相棒です。)
◇ 100%りんごジュース (「これから長野を走るんだ!」とテンションを上げるために使用。GI値が低めなので、血糖値は急上昇せず、ゆっくりとエネルギーに。)

●ジュニア・アスリートフードマイスター
平田 実(ひらたみのる)
走歴10年。温泉LSD(LSDの後、温泉を楽しむ)をこよなく愛するランナーです。ロング走の練習のためにLSDコースを色々開拓してきたのですが、最近では、レースよりもLSDの方が楽しくなっています。沿道の声援に応えながら(時には言葉を交わしながら)走るのが、私のランニングスタイルです。

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