アスリートフードマイスター 中村 かおりがサポートをする立場として「アスリートの
食事」をテーマにお伝えします。スポーツをしているお子様がいらっしゃる方は必見です!
今回のテーマは「スポーツを知る、食事でサポート!」についてお話します。
皆様こんにちは!アスリートフードマイスターの中村かおりです。今回からコラムを書かせて頂くことになりましたが、実は、私自身は学生時代からずっとスポーツには縁遠く…体育も5段階評価の「2」という残念な成績(笑)20代前半でインラインスケートを始めるも、即骨折!そんな私がアスリートフードマイスターになろうとは、私自身驚きです(笑)きっかけは息子が始めたこのスポーツでした。
今、まさにオンシーズンのアイスホッケー! 氷上を滑りながら、相手チームのチェックをかわして、スティックでパックを打っていく「氷上の格闘技」とも言われるこのハードなスポーツを現在6歳(年長)の息子が4歳の時から始めました。
試合時はもちろん、練習時もへルメットをかぶったフル防具状態で行いますが、練習が終わってヘルメットを脱ぐと、ほわわわわ~んと湯気が立ちのぼるんです!それぐらい汗をかいているんですね。実際に私もチームのアイスホッケー練習に参加したことがありますが、かなりバテましたし、翌日はもちろん全身筋肉痛!こんなに動いていて、あれ?普通の食事でいいのかな!?量は?タイミングは?と疑問に思ったのがアスリートフードを勉強するきっかけでした。
主食、主菜、副菜、乳製品、果物を上手に摂取する“バランスのよい食事が大切”というのはどのスポーツにも共通する大前提ですが、スポーツと言っても様々な競技があります。瞬発力が重要な競技、持久力が重要な競技、メンタル面が重要な競技。ですから、まずその競技の特徴を知ること、その競技に重要な栄養素を知ることが大切です。さらに、どんな練習メニューなのか、試合期なのか練習期なのかオフ期なのか、あるいは時間的なタイミングなど、それぞれに合わせた食事が重要になってきます。
アイスホッケーの場合、長時間の練習などでは持久力ももちろん必用になってきますが、練習期、試合期、どちらも主に必用とされるのが瞬発力です。瞬発力を必用とする競技に特に重要になってくるのが、三栄養素の一つ、肉・魚・卵などに多く含まれる「たんぱく質」です。たんぱく質は筋肉・内臓・骨を体内で作る、作り直すためにも必要な栄養素で、特にアスリートは運動していない人よりも多く必用になってきます。
「かじきの醤油チーズ焼き・さつまいものレモン煮」
たんぱく質は成長期の子供にとっても、重要な栄養素ですので「バランスの良い食事」をベースに、なるべく「質のいいたんぱく質」を取り入れます。子供が食べにくい魚などにはチーズが大活躍!
糖質やビタミンなどが不足するとエネルギー不足で疲労の原因になりますので、しっかりごはんなどの炭水化物もとっていきましょう。アスリートは、大人でも子供でも、通常より「ビタミン・ミネラル」も必用になってきますので、野菜や果物も多く摂取していきたいものです。
「タコライス」(ごはん、お肉、野菜・果物、乳製品が一気に摂れるバランスメニュー)
黄色・赤・緑・白・・・などカラフルにすると栄養バランスが良く、見た目にもGOOD!
「ウィンナーと長芋ときのこの和風ペペロンチーノ」
消化酵素が多く含まれる長芋は消化を助けてくれるので、アスリートにとっても、成長期の子供にとってもお助け食材。
相手を知ることから始まるコミュニケーションと同じで、まずはそのスポーツをあらゆる角度から「知る」ことが大切です。私も息子が始めるまでほとんど知らなかったアイスホッケーにもっと触れることが出来るよう、一緒にスケーティングをしたり、動画を観たりしながら日々勉強中です。「知る」ことで面白さも生まれ、サポートをすることがきっと楽しくなると思います!
このコラムでは、アスリートの栄養、食事のタイミング、水分補給についてなど、アスリートをサポートする側の立場から様々な角度でお伝えしていきたいと思います。次回もぜひご覧ください!
●アスリートフードマイスター
中村 かおり(なかむらかおり)
宮城県出身のフリーアナウンサー中村かおりです。学生時代はほとんどスポーツの経験はなく、どっぷり文科系…。そんな私が息子のアイスホッケーをきっかけにアスリートフードマイスターになろうとは自分でも驚きです!最近はジムのヨガや格闘技系プログラムにもはまっています。今後、スポーツ熱がますます高まっていきそうです!
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