アスリートフードマイスターの池田 清子が
実践している食生活のほか、海外の食事情などについてもお伝えします。
4月も後半ですね。
みなさん、最近こんなことはありませんか?
・ 冬に増えた体重が元に戻らない
・ 季節の変わり目でなんとなく身体が重たい
・ 花粉症がツラい
・ 身体をスッキリさせたい
該当するという方、今回は我家の『減量&デトックスお助けマン』をご紹介します。
マウンテンバイクプロライダーである夫の池田祐樹選手は、今年3月上旬にネパールはヒマラヤ山脈で行われた『Yak Attack2014』という、全8日間のステージレースに挑戦しました。スタート時の気温は30〜40℃。しかしレース後半、最高時点の標高は5400m、マイナス20℃。ある日は68km登りのみ、ある日は雪山でバイクを担いで歩くのみ、などなど。このレースは「クレイジーなほどに過酷なレース」として有名です。そんな環境に耐えられる身体を作るため、気を付けたのは『必要な筋肉は付けておき、余分な脂肪は勿論使わない筋肉は発達させない』こと。また、昨年は感染症にかかり惜しくもリタイヤしたので『感染症にかからない強い身体になること』でした。
最後のトレーニング期間という大事な時に、東京にも大雪が降りました。外に出てトレーニングが出来ないため、消費カロリーも軽減。このままでは太ってしまう。そんなとき、我家で助かっている『脂肪燃焼スープ』の登場です。
参考にしているのは『毒出し 脂肪燃焼ダイエットスープ〜食べれば食べるほどやせられる〜』(指導 岡本羽加/主婦の友社)という本です。
以前から「ちょっと体重落としたいね」という時はこのスープを3日〜1週間位連続で毎食組み込んでいます。ショウガの擂り下ろしも加えるので、身体がポカポカと温まります。他の栄養素も必要なので、スープだけということはしませんでしたが、食事の一番最初に食べることがポイントです。とにかく野菜がたっぷり摂れるので満腹感が増し、最初に食べることで食べ過ぎの防止にもなります。大量に含まれている食物繊維は便通の改善に。デトックスすることで血液もキレイになり、やがて細胞の活性化に繋がるそうです。
「腸のデトックスが花粉症を軽減させる」花粉症対策とも重なっていて、私は実践した翌年から花粉症が発症しなくなりました。
様々な効果が出るスープ。祐樹選手が出発前の3日間欠かさず食べた結果は…
出発当日の朝、体重計の数字は理想体重である63.4kg(173cm)を指していました。約2キロの減量に成功です。
肝心のレース結果はといいますと、
初日は1位・翌日2位・3日目1位……と上位をキープ。最終的には『総合2位』という結果でレースを終えました。
地元のみならず世界中から強豪選手が集まり、慣れない厳しい環境の中、本当によくやったと思います(現にネパールの選手が1位3位4位をと続きました)。
身体が整うと実力を発揮出来るだけでなく、一層自信もつきます。
今回は減量時のスープをご紹介しましたが、安心材料の一つとして「風邪を引きそうなとき」「気合いを入れたいとき」「試合前の定番食」など、定番メニューがあると心強いですよね。食事が心と繋がっていることを実感します。
みなさんもぜひ日頃から『お助けメニュー』を見つけておくことをおススメします。
運動にはとてもいい気候になりました。
私も長い冬の間寒さに縮こまっておりましたので、身体の外から・中からデトックスして、活発に動ける身体でいたいと思います。
●アスリートフードマイスター
池田 清子(いけだ さやこ)
アスリートフード研究家。夫はマウンテンバイクプロライダー、池田祐樹選手(トピーク・エルゴンレーシングチームUSA所属)。モデル事務所でのマネージャー経験を活かし、現在は夫のマネージメントを行う。「五感で食べる」をモットーに、カラーコーディネーターの資格を生かした色彩豊かな食卓と、満足感と栄養バランスを兼ね備えた献立を研究する日々。
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