ジュニア・アスリートフードマイスターの菅野 真喜が
季節に合わせた食事トレーニングで「何を食べるか」「なぜ食べるか」を発信します!
ランニングのトレーニングと同じくらいに日々の積み重ねが重要だなと思うのが食トレーニング。
今まで運動のした事がない自分がレースに出て走る事が面白くなり、最初は毎日の様に5~10kmほど走っていて、徐々に疲れがたまっていき、半年ほどで走る事がおっくうになり、膝の怪我もする様になって走るのやめようか..と思った時にアスリートフードマイスターの資格の事を知りました。
ジュニア・アスリートフードマイスターの資格をとってから気をつけているのは「走る事・食事・休養」この3つのバランスが揃わないとヤル気が出なかったり、注意力が散漫になり怪我につながるという事が自分の体を通して実感する様になりました。
食事もトレーニングの一環として取り組むようになってから知った言葉で「まごわやさしい」というのがあります。
一日の食事からバランスよく栄養をとるため、日本人が昔から馴染みのある食材の頭文字をとった言葉です。海外で活躍するプロ野球選手やサッカー選手、プロゴルファーの方でも食事の基本として「まごわやさしい」を心がけている方が多いです。そんな「まごわやさしい」とは、
「ま」⇒まめ(大豆、枝豆、豆腐、納豆などの豆類)
「ご」⇒ごま(ゴマ、アーモンド、くるみなどのナッツ類)
「わ」⇒わかめ(わかめ、こんぶ、ひじきなどの海草類)
「や」⇒やさい(特に緑黄色野菜)
「さ」⇒さかな(魚貝類)
「し」⇒しいたけ(きのこ類)
「い」⇒いも(ジャガイモ、さつまいも、山芋などのイモ類)
写真はサツマイモのご飯、わかめ&スナップえんどうの味噌汁、菜の花のゴマ和え、かすべ(エイ)のカレー粉焼き、きのことトマトのマリネ。
特にレース後やロングトレーニング後が一番いろんな栄養を体が欲しがるので、走った後にしっかりと「まごわやさしい」食事をします。ただ、毎回完璧な食事を作れないので、もっと簡単に「まごわやさしい」を取り入れる方法としてよく作るお弁当にも使える「まごわやさしいお稲荷」をご紹介します。
左手前から「黒豆ご飯」「人参のゴマ和え」「サツマイモ&ひじきのマヨネーズ和え」「ほうれん草&シラスの卵とじ」
黒豆(50g)は前日の夜に洗って、お米(2合)と一緒に炊飯器に入れ、一晩つけおきし炊くだけでキレイなお赤飯の様な黒豆ご飯ができます。
このご飯をベースにお稲荷さんに半分ご飯を入れ、その上に他の料理をトッピング。
ゴマ和えや卵とじも簡単な料理なので忙しい朝でもサッと作れますが、副菜として常備しておいてもいいですね。これだけですと「き」⇒きのこが無いので、なめこのお味噌汁を加えると完璧です。
一度の食事で「まごわやさしい」をそろえるのは難しくても、一日の中で「まごわやさしい」食材を意識して三度の食事をとる心がけをする。どの食材も沢山食べる必要はありません。
「そういえば、今日は海草食べてない」、「きのこ食べてない」と気づいた食材があれば晩ご飯にお味噌汁に食べてない食事を加えるだけでも「まごわやさしい」食事になります。
食トレーニングとして「まごわやさしい」を意識してみませんか。
●ジュニア・アスリートフードマイスター
菅野 真喜(かんの まき)
乳製品関係の仕事をする一児の母&北海道フードマイスターでもある走歴5年の市民ランナーです。2013年は年間5本のフルマラソン完走とサブフォー(4時間切り)を達成し、今年はウルトラマラソンにも挑戦!。一年通して走り続ける体力&すばやい疲労回復を維持する事を心がけています。
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