第18回 “食”と“サプリ”の違いや使い分けについて復習しよう

アスリートフードマイスター 江川 聡が
「サプリ・健康食」をテーマに皆様にお伝えします!

先日、雨と風の中、京都マラソンで初のフルマラソンを走って参りました。
しんどいですね!4時間という速いとはいえないタイムでしたが歩くことなく完走できたのでデビュー戦の目標は達成できました。

一般的にマラソン大会シーズンは終了。それでもトレーニング期としてのランやトライアスロンなど走る機会は多いですよね。
寒い時期とこれからでは気温が上昇するため、体調管理においても別のケアをしていくことが必要だと思いますので、これからのシーズンの為の体ケアについて書いていこうと思います。
そして今回は改めて
1.サプリと食事を摂るそもそもの違い
2.効果的な摂り方、使い分け
についてお話ししたいと思います。

1.基本は三度の食事をとり、+αをサプリで補う事が役割としての違いです。効率を求めるあまり食事の代替としてサプリを摂るという方がいらっしゃいますがおすすめはできません。なぜならばサプリというのは特定の成分しか入ってないということ。体の生命維持の活動のためには例えば亜鉛やマンガン、銅など一見必要とは思われない成分もたくさんあるのですね。きちんと食事を摂ることによってそれらの必須微量元素と呼ばれるもの等が補うことができるようになっています。がサプリ補給でバランスよく取ることは難しいのです。
スポーツにおいて基本を押さえて上にテクニックが成り立つように、栄養も基本のバランス食の上に目的に応じたサプリメントを補っていくと効果的です。

2.サプリメントは食事に加えての+αとして摂る事と、食事よりも運動の最中に適しているという事です。なぜ運動の最中に適しているかというと、体は運動で精一杯ですから食べ物を消化吸収する胃腸の負担は軽くするべきです。サプリメントの液体や粉など消化吸収が楽で速いものが効果的なのですよね。加えて目的なものをピンポイントで補給できますし、食品に含まれる脂質など胃腸に負担をかけるリスクを軽減する事ができます。

写真は“おにぎり”と“ゼリー飲料”だいたい同じカロリーが補給できますが、栄養面では結構異なります。

●アスリートフードマイスター
江川 聡(えがわさとし)
和歌山県で薬局を経営している江川聡です。服薬指導を行う薬剤師であり、トライアスロン、ボルダリングに挑戦する“たたかう薬剤師”。サポーターとアスリートの両視点から食と運動のアドバイス。病気や薬、サプリ、トータルにサポートできるアスリートフードマイスターを目指しています。

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