アスリートフードマイスター 中村 かおりがサポートをする立場として「アスリートの
食事」をテーマにお伝えします。スポーツをしているお子様がいらっしゃる方は必見です!
皆さんこんにちは。アスリートフードマイスターの中村かおりです。
今回のコラム、テーマは「どうする?好き嫌い」です。
皆さんがサポートをしているジュニアアスリートのお子さんたちは、食べ物の好き嫌いはありますか?特にジュニアアスリートにとっては、運動をしていない子供たちよりも多くの、様々な栄養素が必要になってきますので、出来れば何でも食べてもらいたいところです。
が・・・
アイスホッケーをしている我が息子は、トマトが大嫌い!
一時期、本人もトマトを頑張って食べていたことがあり、褒めてあげていたんですが、食べているその顔が、まさに苦虫を噛み潰したような表情で…それから無理をさせないようにしました。
よく「好き嫌い言わないで食べなさい」と言いますが、実は内心「嫌いな食べ物があったっていい」と思っています。何を隠そう、実は私も子供時代は「偏食っ子」で、玉ネギ・ピーマン・ナスなど大嫌いでした。特に玉ネギは、大人になってからもしばらく嫌いで、某牛丼店でも「ネギ抜き」を注文していたくらい(笑)でも、今はどれも大好きです。
幸い息子は、生のトマトが嫌いなだけで、トマトソースなどはOK。なので、パスタやハヤシライス等にトマトをたっぷり使用するようにしています。そうすれば、生を食べなくても、トマトの栄養を摂取することが出来ますよね!
息子は、これからが旬のシイタケも嫌いです。特に煮物に入っているシイタケは絶対に食べません(涙)そこで、どうにか食べてくれる調理法はないかと、レシピサイトを参考にしたりしながら作ってみたのが、こちら。
子供に「マヨネーズ&チーズ」の味付けは必殺技ですね~。食べてくれました!
このように、一工夫して食べられるようになればいいですが、どうしても食べられないものは、それを食べないことで不足してしまう栄養を、他の食材で補うなどしてみてはいかがでしょうか。例えば、お肉が苦手なら、たんぱく質を補えるように豆腐ハンバーグにしたり、人参がダメならカボチャでβカロテンを摂取したり♪
子供の「好き嫌い」について、私が気を付けていることは、
1. 「本当に嫌い」なものは無理して食べさせない。(「一生嫌いなもの」にならないように)
2. 「ちょっと苦手」程度なものは、少しは食べてもらう。(手をつけないのは、作ってくれた人に対して失礼だということを分かってもらうため)
3. 食べる時は「感謝」の気持ちを、残したら「ごめんなさい」の気持ちを持ってもらう。(嫌いなものや苦手なものも、一生懸命栽培してくれている人、料理してくれる人がいることを分かってもらうため)
4年前、畑をお借りして子供たちにも手伝ってもらって「ガーデンレタスミックス」を栽培。サラダが苦手だった息子が、収穫後にこの数種類のレタスで作ったサラダを、お姉ちゃんと競い合いながらモリモリ食べたその感動が忘れられません。
嫌いなものでも調理方法や組み合わせ、一緒に作ってみるなど、食べ方やきっかけ次第で食べられるようになることもあります。「今まで嫌いだった○○食べられるんだ!」という喜びや驚きを、親子で感じてもらえたらと思います。
栄養バランスがよいことはジュニアアスリートにとってとても大切なことですし、苦手克服の経験は本人の自信にも繋がり、スポーツでも活かされてくるかもしれませんね。
●アスリートフードマイスター
中村 かおり(なかむらかおり)
宮城県出身のフリーアナウンサー中村かおりです。学生時代はほとんどスポーツの経験はなく、どっぷり文科系…。そんな私が息子のアイスホッケーをきっかけにアスリートフードマイスターになろうとは自分でも驚きです!最近はジムのヨガや格闘技系プログラムにもはまっています。今後、スポーツ熱がますます高まっていきそうです!
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