第3回 走る時は燃料補給が大切!

アスリートフードマイスター 江川 聡が
「サプリ・健康食」をテーマに皆様にお伝えします!

「サプリ・健康食」をテーマとして皆様にお伝えする、アスリートフードマイスターの江川聡です。薬剤師として日々薬局にて服薬指導を行いつつ健康指導も行うかたわら、マラソンやトライアスロンにチャレンジしています。また、アスリートフードマイスターという資格を持ち、アスリートフードマイスターのユニット”AF Labo”を組み活動を始めています。

「アスリートフードマイスター」って何?と思う方もいらっしゃると思うので簡単にご説明します。スポーツにおいて”食”はとても重要な要素。適正な食事をとったからといって、直ぐにスポーツで良い成績が取れるとは限りません。しかし、間違った食事をとったらスポーツの成績は間違いなく落ちます。パフォーマンスを落とすリスクを最小限に減らすこと。その為の適正な食事。何を選び、どのように食べるかを伝えるのが私達アスリートフードマイスターなのです。

これからの季節はマラソンが盛んですね。マラソンにおいて適正な食とは何でしょうか。マラソンにおいて危険な事はエネルギーの枯渇。車でいうガス欠ですね。燃料がないと走りつづけることはできません。

まず、スタートの3時間前には食事を終えることが大切です。その後に食べると消化しきれなくなって、胃もたれや胃痛につながってしまう恐れがあります。メニューはご飯や食パンなど炭水化物をしっかりと。おかずには糖分の利用を上げるビタミンB1を豊富に含む豚肉や、大豆類、コンビニおにぎりなら具材は明太子や鮭などがおすすめですね。食物繊維を多く含む野菜はお腹を緩くしてしまうので控えめにした方がいいでしょう。

さあスタートです。走っている時に体は常に燃料を補給する事が大切です。一番効率が高いのがクエン酸。体内でATPというエネルギーを産生するために最も素早く利用されやすい成分です。筆者はクエン酸や糖分を多く含むサプリメントを補給し、エイドの水で流しこむことにしています。疲労が出る前からこまめに栄養を補給し、ガス欠を防ぎましょう。

発汗による塩分対策に塩分タブレットをポケットに入れておくのも有効ですね。
運動中の栄養は固形よりも粉や液体、砂糖よりもブドウ糖というように、胃腸の負担を極力減らすためにも吸収をより速くさせるためにも工夫が必要ですね。

次回も医療に携わる者として健康に配慮しつつ、より実践的なスポーツの食事についてお話をしたいと思っています。お楽しみに!

●アスリートフードマイスター
江川 聡(えがわさとし)
和歌山県で薬局を経営している江川聡です。服薬指導を行う薬剤師であり、トライアスロン、ボルダリングに挑戦する“たたかう薬剤師”。サポーターとアスリートの両視点から食と運動のアドバイス。病気や薬、サプリ、トータルにサポートできるアスリートフードマイスターを目指しています。

アスリートフードマイスター養成講座はこちら>

カテゴリー: 未分類   パーマリンク