アスリートフードマイスター 江川 聡が
「サプリ・健康食」をテーマに皆様にお伝えします!
日に日に暖かくなってきましたね。汗をかく量が増え、スポーツをしている充実感に溢れます。汗を書くことで塩分を失い、塩分を補給する事と注意点を前回お話しました。今回はカルシウムのことについて書かせていただこうと思います。
カルシウムは牛乳や小魚に沢山含まれており、1日に600mgを摂りましょうねと周知されています。骨の成分になったり筋肉の収縮や細胞間の伝達に利用されています。
一般的にカルシウム摂取量は十分でありません。そう言われ続けて久しいですが、皆さんは努めて摂っていますか?
汗にもカルシウムは含まれており、1Lの汗をかくと40mgほどのカルシウムが失われると言われています。スポーツを日々愉しむ方はスポーツをしない人達より多くのカルシウムを摂る必要があるのですね。
しかし、カロリーが不足した時におなかが減るような反応がカルシウムに対しては行われず、カルシウム不足は実感しにくいのですね。カルシウムが不足すると骨が分解され体の利用に当てられます。放っておくと骨がどんどんもろくなってしまうのですね。これがスポーツをする人にとってどれだけ危ないかはお分かりになると思います。特に運動時間が長いマラソン選手などは要注意ですよ。
ではカルシウムをどのように補えばいいでしょうか。スポーツドリンクにもカルシウムは若干含まれてることはあります。私がよく利用するのは医薬品のカルシウム顆粒です。
スポーツをする1時間ほど前に1袋を服用します。医薬品のものは吸収もいいですし、食品と違って余分な脂肪分を一緒に摂ることが無く胃腸にもやさしいからです。
朝ごはんにカルシウムを含む食材、例えば牛乳や小魚、ひじきやえんどう豆などなどを増やせれば一番いいでしょう。例えば副菜としてほうれん草の胡麻和え、ひじきでカルシウム強化副菜2品が出来上がり。カルシウムも摂り過ぎはよくありません。過剰になってしまったカルシウムは体内で結石になってしまうこともありますのでご注意を。
骨を強くし、いつまでもスポーツを愉しめる健康な体を手に入れましょうね。
●アスリートフードマイスター
江川 聡(えがわさとし)
和歌山県で薬局を経営している江川聡です。服薬指導を行う薬剤師であり、トライアスロン、ボルダリングに挑戦する“たたかう薬剤師”。サポーターとアスリートの両視点から食と運動のアドバイス。病気や薬、サプリ、トータルにサポートできるアスリートフードマイスターを目指しています。
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