アスリートフードマイスター 中村 かおりがサポートをする立場として「アスリートの
食事」をテーマにお伝えします。スポーツをしているお子様がいらっしゃる方は必見です!
皆さんこんにちは。アスリートフードマイスターの中村かおりです。
今回のコラム、テーマは「夏バテをブロック!」です。
もうすぐ夏本番を迎えます。
私の息子がやっているアイスホッケー、シーズンはと言えばもちろん冬!夏はオフシーズンです。しかし、夏も練習がないわけではありません。通年リンクによる氷上練習もありますし、それに加え、毎年夏は陸上トレーニングが行われます。
青空の下、自然に囲まれた環境でチームメイトと汗を流す…子供たちにとって最高に気持ちのいい楽しい時間です。そして、親である私も一緒に走ったりストレッチしたり、運動不足&ストレス解消にもってこいです!一方、体が追いつかない現実にもさらされることになりますが…(笑)
このように、アイスホッケーに限らず、やはり夏は陸上トレーニングや強化練習、合宿など、運動量が増えるジュニアアスリートも多いのではないでしょうか?そして、そんな暑い中でのハードな練習が続く時に気をつけなければならないのが「夏バテ」です。
暑い気温の中で、身体は体温を一定に保とうとして、エネルギーを使います。長時間ともなると、身体に溜まった熱を外に出せなくなり、体温調節が難しくなってしまいます。さらに、汗を多量にかくと脱水を起こしたり、水分補給の仕方を間違うとミネラルのバランスが悪くなったり。結果、だるくなったり、熱が出たり、消化機能が弱まって食欲がなくなったり・・・いわゆる夏バテ症状が出てしまうんですね。
では、夏バテを防ぐための食事はどうすればいいのでしょう。
夏バテをブロック!①≪バランス食≫
まず、夏バテにならないように、身体の調子を整えておくために、日頃からのバランス食が大切です。暑いと、ざるそばオンリー!そうめんオンリー!など炭水化物だけ、なんていうことになってしまいがちですが、これではたんぱく質もビタミン・ミネラルも不足してしまいます。
どの栄養素も大切な存在。そして栄養素は単体ではなく一緒に摂ることで、相乗効果を発揮しパワーアップします!つまり、サッカーやアイスホッケー等のチームプレーと同じ。「みんなで力を合わせて勝つ!」食事もそうです。いろんな栄養素を組み合わせたバランス食による連携プレーで夏バテに勝ちましょう!
炭水化物だけになりがちな冷たい麺類にも、お肉や納豆・豆腐などのたんぱく質や、野菜などに含まれるビタミン・ミネラル・食物繊維、良質な脂質などをプラスしてバランス食に♪
夏バテをブロック!②≪旬をいただく≫
季節ごとの旬の野菜・果物を摂って、体のバランスを整えましょう! 暑いと水分が不足しますよね。それを補ってくれるのが夏野菜や夏の果物。 汗をたっぷりかくと、体内のミネラルバランスが崩れやすいのですが、夏野菜や果物に多く含まれるカリウムが、余分なナトリウムを排出して、ミネラルバランスを整えてくれます。 さらに、ほてった体を冷やす作用もありますし、夏が旬の野菜・果物は、ビタミンC、カロテンが豊富に含まれる食材が多いので、 夏バテを予防したり、疲労回復にも役立ってくれるんです。
子供が食べにくいピーマンは、思い切ってスムージーに!キウイやパイナップル等と合わせると、かなり飲みやすくなります。
真夏の日差しを浴びると活性酸素が発生し、疲れやすくなるので、
抗酸化作用のあるリコピンたっぷりのスイカがオススメ♪
大人のアスリートはだいたい自分の限界やその時々の体の調子を分かっていて、練習量等もコントロール出来る場合も多いかもしれませんが、ジュニアアスリートの場合は“楽しい!”が先に来てしまい、水分補給や休憩も忘れ、体の疲労に気付かないことも…。オンとオフのバランスをうまくとれるように、体と心のコントロールの仕方を教えつつ、夏バテを予防する食事サポートを頑張っていきましょう!
●アスリートフードマイスター
中村 かおり(なかむらかおり)
宮城県出身のフリーアナウンサー中村かおりです。学生時代はほとんどスポーツの経験はなく、どっぷり文科系…。そんな私が息子のアイスホッケーをきっかけにアスリートフードマイスターになろうとは自分でも驚きです!最近はジムのヨガや格闘技系プログラムにもはまっています。今後、スポーツ熱がますます高まっていきそうです!
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